―Diver―
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「太陽みたいな笑顔ったって、太陽は直視出来ないじゃないか」
それに、うざったく思うときもあるし。
眼前の少女(年齢だけを見れば)、メイニアは、携帯端末にそう話しかけた。
「……そうだね。でも、太陽の光を有難がる時だってあるじゃない?あなたみたいに。時に嬉しく感じて、時にうざったく感じるのが、太陽であって、太陽のような笑顔って事ではない?」
「つまり、太陽は、太陽だから太陽だと?」
「なんだか、トートロジー」
「笑っておくれよ」
そうして彼女は、私にカーテンを開けるよう催促した。
しゃ、と開いた。窓と晴天。閃光が私を貫く。
人工物ではない強い光にうざったさを覚えながら、私はメイニアを窓へ移動させる。
鳥の子 (プロフ) [2020年5月2日 20時] 1番目の返信
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