2011年3月11日 - かしすのボード

私は小学校６年生でした。
卒業前に学校の絵を描くっていう課題を
何人かで、空き教室で
居残って描いてました。
だいたいの子と中学校が変わるから
わいわい、楽しく、おしゃべりしながら。
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外で何か放送が鳴ったのが聞こえました。
その時は何の放送かは分からなくて
選挙？交通安全？って。
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すぐに隣の教室から先生が
ケータイ片手に持って
「東北で地震があって、津波注意報が
ここらへんでも出てるから帰りなさい」って。
よく分からないまま、ランドセル背負って
いつも通りにウチへ帰りました。
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ウチでおばあちゃんがテレビを見てて
ただいまって言ったけど
私もニュースを見て、なにこれ、って
右下の日本列島の、太平洋側が
黄色や赤で縁取られていました。
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11日のニュースの内容はよく覚えていません。
震災の翌日、翌々日に
真っ黒の波が街を壊していく映像を見て
何が起こったのか、ようやくじわじわと
分かりました。
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ただ11日、ずっと消えなかった
チカチカする右下の日本列島、
12日の朝もまだ出ていた東北地方の
津波注意報は、よく覚えています。
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見慣れたはずの太平洋が
得体の知れない巨大な怪物となって
多くの物を、人を、奪いました。
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今日もたくさんのニュースを見て
会いたい人に会えること、
食べたいものを食べられること、
暖かい家に帰ることができることが
日頃から感謝するように心掛けていますが
どれだけ幸せなことなのか
改めて感じました。
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震災で被災された方に
震災前と同じような笑顔が戻るのは
きっと難しいことだと思うから
少しでも、未来に希望が抱けるように
やらなきゃいけないことは山積みです。
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10代のわたしたちが出来ること。
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忘れないこと。
教訓を活かすこと。
戦うこと。
築くこと。
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日本中で流されたたくさんの涙を
力に変えられますように。

かしす (プロフ) [2015年3月11日 23時] 1番目の返信 [違反報告]