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「はい」こくんと頷く
「ふむ、では……」少し考えた後、包帯を取り出す。「これを差し上げましょう」
「いいんですか?」どうやら何故包帯を持っているのか気になるようだ
「構いません、予備なので」話すつもりは……無さそうだ。
「分かりました……ありがとうございます」ふわりと笑い歩きながら器用に包帯を巻き始める
「いえいえ」笑っている。
「助かりました」ぺこりと頭を下げる
「そこまでですか?」笑っている。
「はい まさかあんなに見られるとは思いませんでしたから」照れ臭そうだ
「ま、私のせいかもしれませんねぇ」まだ笑っている。
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