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『すいません…ありがとうございます…』顔を埋めたまま相手の服の裾をつかむ。
「……はい」おそるおそる、頭を撫でる。
『…』尻尾と耳をフリフリさせながら東暁に寄りかかる。
「ぁ、わ……っ」驚くがちゃんと抱き止める。
『あ、すいません…』少し離れる
「い、いえ……」優しく抱き締めてみる。
『っ…』びくっと肩が揺れる。あまり慣れないようだ。
「……」落ち着かせようと思ったのか、今度は背中を撫でてみる。
暫くしてようやく落ち着いてくる。
「ん……大丈夫、ですか?」優しく尋ねる。
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