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「ユウム、さん……?」なんとなくぽやんとした表情で見上げる。
「……なんだ?」
「……なんか、優しい表情してたので」にこりと笑う。「いつも、なんか疲れてるみたいですし……」
「そうか……すまない、な」心配をかけて、と苦笑する。
「大丈夫です」なでなで、と背中を撫でる。
「ああ……」撫でられるに任せている。
「ふふ」嬉しそうだ。
「ん……」目を細め、ノアの頭にそっと触れる。
「……ふぇ?」悠夢を見上げる。
「お返し、だ」少しばかりはにかむ。
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