裏路地の黒猫
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前言撤回、きちんと戻りますよ (プロフ) [2016年11月29日 23時] 4番目の返信 [違反報告]何度言っても、嫌だの一点張りだろう。然し、彼とてもう限界だ。ここ一週間は裏切り者も居ないし、殺しの依頼は舞い込んでこない。欲求が解消されずにどんどん積もっていく。もう駄目なんだ、可笑しくなりそうだ。
実力行使に出て仕舞えば、拷問は免れないだろう。だがそれも…また一興だろうか?
彼の脳内は既に計算が終わった様で、逆上せた様な顔色になり、ふらふらとした足取りで首領の隣へと歩く。
犬が舌を出して喘ぐような荒い息をしながら首領の両肩に手を置いて、首領の都合等知らずとんっと肩を押す。
「はぁ…はっ…ボス…っ」
後々殺されたっていい、首領の四肢を、若しかしたら壊せるのかもしれないのだから。
前言撤回、きちんと戻りますよ (プロフ) [2016年11月30日 20時] 6番目の返信 [違反報告]「……御無礼をお許し下さい、ボス。謹んでその依頼、受けさせて貰います」
またお預けか。何度この気持ちを味わった事だろう、心が何かに侵食される感覚。
例えるなら、今の状況は鎮静剤で落ち着いている様な状態。また直ぐに欲求が高まる。
今回はテロリストを数人生け捕りにして、拷問しよう。生かして、欲求が溜まった時に壊そう。その方が、首領も疲れないだろうか。
…いや、自分は何としても首領の四肢を壊して、快楽を味わいたい。それはいつになるだろうか、そもそも出来るのだろうか。
良いんだ、答えを求めている方が楽しい。見付けて仕舞ったらそこで終わり。だから、貴方は僕の欲求に答えなくていい。答えるまでの過程を楽しもう。
「ボス。貴方は答え、知りたいですか?」
唐突と思われて仕舞うかもしれない。然し、これで良いだろう。
黒い紙を受け取り、無邪気ににこっと微笑んだ。それは作った笑顔でも、挑発している訳でも無く、心からの笑顔だった。彼は、扉に手を掛けた。