(昼休憩の始まりのチャイムが鳴る。彼は、校庭の影で休んでいた。一つ、溜息をついて、柱に腰かける。鬼ごっこなり、バスケなり、楽しそうに遊んでいる人達、真面目に魔法の練習をしている人達の姿をじっ、と見ていた。自分もあの輪の中に入ってみたい、とは思うが、人見知りで、声すら掛けられない。暇だったので、ただ、一人静かに歌を歌い始めた。)
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