暇と趣味と罪
メッセージ一覧
最弱( ´ཫ` ) (プロフ) [2020年12月3日 19時] 52番目の返信 [違反報告・ブロック]しばらくぼーっと待っていると稔さんが来た。
自分が早く来すぎただけなのに予定より早く来てくれた稔さんに謝らせてしまった。
「ううん……私が早く来すぎただけだから」
と返しながら稔さんについて行く。
喫茶店の奥の個室といった隠れ家のような雰囲気は何度来ても落ち着く。
注文が終わるといつもすぐに話し始めるのに
今日は注文が来てからじゃないと仕事の話はしないらしい……いつもより慎重に……
一体どのような内容なのだろうか……。
それまでは別の話をしよう。
「捕まえた護衛の件なんだけど……」
と言って今自分の家で家事をさせたり情報集めをしてもらっていることを話した。
🖕( ˙꒳˙ )ᶠᶸᶜᵏᵧₒᵤ (プロフ) [2020年12月4日 17時] 53番目の返信 [違反報告・ブロック]注文したものが来るまで捕まえた護衛の話をしてくれた。
情報収集などをしてくれるのは非常に有難い存在だなと思う。しかし、裏があるのでは…と勘ぐってしまうのは裏切り裏切られた経験が多々あるからなのだろう。迅が信頼しているのだからそんな事を考えても無駄か…。
コンコンとドアが叩かれる。
返事をするとマスターが入ってきて注文したものをテーブルに置く。
個室から出て、足音が完全に遠のいた後に口を開く。
「メールで送った例の話なんだが、単刀直入に言わせてもらうと2つ隣街の組織をこちらに来る前に叩きのめすというものだ。
迅、お前も連れて出来れば明日…又は明後日くらいに行きたい…」
迅の目を鋭い視線で見つめる。
こんな事をするのは今日が初めてではない。俺は真剣な話をしていると目付きが悪くなったりするらしい。
だが、その方が真剣さは伝わるのではないかと思い、直しはしていない。
少しの沈黙の後にまた口を開く。
「迅も連れていくと言ったが、別に都合が合わないだとか気持ち的に嫌だとか言うんだったら俺は無理に迅を連れていかない。
本音でYESかNoで答えてくれ」
そう言って、背もたれに寄りかかった後に足を組み、頼んでおいた紅茶を一口ばかり飲む。
最弱( ´ཫ` ) (プロフ) [2020年12月4日 20時] 54番目の返信 [違反報告・ブロック]注文したものが机に置かれる。
足音が聞こえなくなるまでは運ばれてきた飲み物を飲んで話が始まるのを待った。
稔さんはいつも真剣な話をする時に目付きが鋭くなる。その鋭い目を真っ直ぐ見ながら話を聞く。
やはりこちらに来る前に潰すんだな……
「私の返事は決まってる……ついて行くよ」
嫌でもなんでもないしここしばらくは大きな仕事もない。それにわざわざ呼んでくれるのだから断る理由もない。
「正直……私なんかが役に立てるのか不安だけど……
でも……期待には応えられるよう頑張る」
ミルクティーを飲み干してナプキンで口元を拭った。
🖕( ˙꒳˙ )ᶠᶸᶜᵏᵧₒᵤ (プロフ) [2020年12月5日 9時] 55番目の返信 [違反報告・ブロック]軽食を食べ終えて、口についた食べカスをナプキンで拭った後にニヤリと口角を上げて口を開く。
「よく言ってくれた…では、予定日は明日。戦場で会おう
では、会計は済ませておくから後はごゆっくり。」
そう言って席から立ち、会計を済ませる。
事務所に帰ればきっと部下が作成した書類や印鑑等をやらなければいけない。そう考えると少し憂鬱な気分になるが、前ボスだってやっていたのだ。頑張らなくてはな…。
そういえば、迅に報酬は何が良いかと聞くのを忘れていたな…ま、それは例の組織をぶっ潰してからでも良いか。
今日はいつになく寒い。
マフラーでも、巻いてくればよかったな。そんな事を最近、繰り返しているので好い加減マフラーを巻こう。
腹が痛いので事務所に戻ったらまずトイレに行こう。