愚かなる悪魔に鉄槌を。

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何故。なぜ。
それが私の中にこれから永遠存在し続けるであろう哀しみだった。

私達天使は悪魔さん達と仲良くしてきたのです。それは紀元前から変わらないことでして。
今更それを疑おうなんて愚かなことをしてしまったなら、私達が存在していくのは難しくなってしまう。
だって私達天使と悪魔さん達は表と裏で、光と影なんです。



「……はあ、今日も来館者は殆ど居ませんねぇ」

嘆息。
ガラガラに空いている集会用の机を見て、読み終えた手元の本を閉じる。
寂しいです。ここで働いてきて早ウン百年……ここまで誰も来ないのは……

「やはり、戦争のせいですね」

カウンターの上には読み終えた本の山。
ちらりと見て、椅子から立ち上がった。

「片付けましょう。次に来る人のために」

そうして私は、“昨日と同じように”図書館の本を整理する。

極夜@写しの本 (プロフ) [2016年11月18日 21時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]
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