誰でも
今は夜。そう、僕の嫌いな夜だ。なんで嫌いか?怖いからに決まってるじゃん。当主の癖に夜が怖い僕はだめだめな気がする。「はぁーあ…早く朝にならないかな。」と呟いた。僕は、もとより一人が嫌いなくせに一人だ。なんか泣きたくなってきた。「…情けないなぁ…」とポツリといい、木陰で膝を抱えて蹲る。
「やぁやぁ久しぶりだねぇ」布の面を外しながら声をかける
「わ、びっくりした…あはは…また、情けないところを見られちゃったな」と僕は、彼に苦笑いを向ける。
「大丈夫かーい?」
「うん、まぁ、一応。」
「まぁいいや、月見酒しよー?」
「月見酒、か。いいね」
「しよしよ、でも団子ないけどほかのあるよー」
「他の…?」
「じゃーん!みーとぱーい!」
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