世界調和の面談室
第二面談室_使… 2016年9月5日 17時 /第一面談室_使… 2016年8月11日 20時 /創造主特別相談… 2016年8月11日 20時 /世界観 2016年8月11日 20時 /※注意※ 2016年8月11日 20時
メッセージ一覧
ぐらD (プロフ) [2016年10月4日 19時] 10番目の返信 [違反報告・ブロック]どうしよう、この状況。自慢では無いが、自分は人見知りであると自覚している雪尋としては、顔を上げることも声をかけることも出来ずにいた。そして生み出されるのは気まずすぎる沈黙。お互い冷や汗の洪水(感覚的に)を起こしながらのその時間は、もはや生き地獄。
地獄に落ちて数分、仕方なく雪尋から蜘蛛の糸を垂らそうと試みる。
「あ、あの…」
「ごめんなさいぃっ……!!」
あ、糸切れた。もう二度と這い上がれない気分まで落ちた雪尋だが、いつまでもこうしているわけにもいかない。とりあえず立ち上がると、雪尋は目の前の少女を落ち着かせようと考えた。
考えて、考えて。
(あれ、俺が離れりゃ良かっただけ!?)
部屋の中心程まであとずさると、少女の様子がいくらか落ち着いたような気がした。解決策が見つかってほっと息を吐くと同時に、ちょっと傷つく雪尋。
「えっ……と、君、名前は?あっ、俺は雪尋って言うんだけどさ」
雪尋はなんとなく何かを諦めた心地で、コミュニケーションの第一歩を踏み出すことにした。
眠子(ねこ) (プロフ) [2017年1月31日 8時] 12番目の返信 [違反報告・ブロック]失礼極まりない態度を取っている事は少女も心底申し訳ないと思っている。だがどうしても男性を前にすると、幼い頃のトラウマが蘇り、恐怖し拒絶する。
カタカタとこまめに震える肩をぎゅっと胸の前で組んだ両手で抑えようとする。
ふと部屋にいた相手を一瞥する。すると、彼が思い掛けない行動を取っている事に一瞬ぽかんとなってしまう。彼は何を思ったか、部屋の奥に後退り、此方を不安そうに見詰めている。
彼女にはすぐにはその意図が理解できなかった。
自慢ではないが、少女はその透き通る様な白い肌、草木の様な透明感のある髪と青空を切り取った様な瞳故に美しいとされてきた。簡単に言えば、モテたのだ。だが、彼女の場合、それは同年代だけではなく、10、いや20も年上も例外としなかった。
そんな中で、誘拐なんぞを企む輩が出てこない方が不思議というもの。
以来、少女は自分に近付く男性が居れば、それに怯える様になったのだ。
尚のこと、サブリナは近付くどころか、最大限距離を取り、尚且つ話し掛けてくる彼の心情や思惑が分からなかった。
一つ解ったことがあれば、それは此処まで無礼を働いておいて、名乗りもしないのは最低な行為だという事だった。
「…雪尋、さん。…………私はサブリナ。黒魔女…です。」
相手の気遣いのお陰で漸く震えが止まり、恐る恐る扉から姿を現して律儀にお辞儀をする。
依十 (プロフ) [2016年8月11日 22時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]バンという効果音が合うように目の前の扉が開かれる。扉というのも、先程分かったばかりのものだが。
昨夜は、部屋のベットで寝てから何処に行く予定もなかった。最初は、夢だろうと思い、自身の頬を引っ張ったりしたのだか変化はなし。夢でないことが分かった。
それからも、辺りをうろうろしたり、そのへんにある物を物色したりといろいろしてきたが、何がわかったわけでもなく、何かが変わるわけでも無かった。
流石にやる事が無かったので、近くにある椅子に寄りかかる様にして座り、どうするべきかと考えていた時だった。
目の前にある扉がガチャという音を鳴らしたと思うと、バンという勢いのある音と共に1人の人物が出てきた。
流石に驚き、椅子ごと倒れそうになったが、ここはなんとか堪えた。
彼女は、目を見開き、突然現れた彼を見つめた。
誰だろうかという事よりも、どうやって此処に来たのかということの方が今回は勝っている。
こんな世界に来る手段があるなら、帰る手段もあるのではとも考えたが、相手が入ってきた扉では帰る事は出来なさそうと判断した。
とにかく、相手は何がわかるかもしれないと話し掛けようとするが、喉に何かが突っかかるように言葉がでなく、何も喋らない時間が暫く続く。
眠子(ねこ) (プロフ) [2016年8月12日 13時] 3番目の返信 [違反報告・ブロック]数秒間の沈黙の末、恐る恐る片方の目を開け、状況を把握しようとする。
部屋は先刻自分が居た物と酷似したデザインで、但し、少し広めで、ベッドや棚の他、扉の手前に机よりは大きめのテーブルと、アームチェアが二脚が配置されていた。
そしてもう一つ、この部屋にはどうやら、先客が居たようだ。
少年はその姿に驚くも、直後、瞬く間に青ざめてしまう。
「ぅっうわぁあ!!申し訳ございません、勝手に入ったどころか、驚かせてしまう様な真似をして!!」
バッと勢い良く頭を下げる少年は、齢十五程で身長は低い、白く透き通る様な肌に、黒い肩まで着く髪、黄金色の大きな猫目をしている、一目見ただけでは少女と見違えてしまう程愛らしい容姿をしていた。しかし、その首元には鈴の付いた黒光りする鉄製の首輪、その頭には白い猫耳、その腰下には白い毛の生えた尾骨。おまけに良く良く見れば、身体の数ヶ所に痣ができており、靴は履いていない。
一体今までどんな生活をしていたのだろうか。
しかし、少年の思念は今、全く別の所にあった。他人の、しかも女性の部屋にノックも無しに突入するだなんて、例え上級貴族でも許されぬ事を..云々。
依十 (プロフ) [2016年8月16日 17時] 4番目の返信 [違反報告・ブロック]彼が勢いよく頭を下げてから、数秒程だが思考が止まった。
はっとしたように我に返ると彼が頭を下げたことに対して反射的にこちらもそこまで深くはないのだが、礼儀として軽く会釈をする。
見た目や身に纏っているものからして、おそらく彼は自分より階級というか身分が大層上の人だろう。
「いえ…こちらこそすみません。どうか頭をお上げになってください…」
彼からある程度の距離を保ったまま話しかける。
自分を下に下げ、相手を上に上げるような言い方で話す。
ある程度の常識は持っているし、礼儀作法も母からみっちり叩き込まれた。
そんな彼女だからこそ、近過ぎす遠過ぎない距離で話せる。
ある人は媚を売るように近づき過ぎ、またある人は無関心の様に遠すぎる。
それならば、その中間にいればいいというのが彼女の持論だ。
ところで、彼の身体のあちこちに痛々しい痣があるのが気がかりだ。
なにかあったのだろうか。
眠子(ねこ) (プロフ) [2016年8月22日 20時] 5番目の返信 [違反報告・ブロック]未だ硬直したまま動こうとしない少年だったが、相手が丁寧な言葉遣いで頭を上げる様促すと、ハッと我に帰った。
だが、彼女の言う事を聞いて上体を起こしたと思うと、ぺたんと絨毯の敷かれた床に正座して顔を俯ける。
「この失礼を、どうお詫びすれば良いか..っ」
半ば独り言の様に呟くその肩は、何故かかたかたとこまめに震えていた。それを無理矢理抑えようとしているのか、両手で自身をぎゅっと抱いている。
元の世界での身分は、見た目から察せられる様に良いものではなかった。
下位という圧倒的最低の位の更に下、奴隷の身であった少年は、家族の顔は愚か、兄弟がいるのか、どこから来たのかすら知らない。
唯一優れた容姿と順応力を頼りに様々な主人に仕え、時にはその身を汚し、常に上位者の命じるがままに生きてきた。
行成訳の分からない場所に居てテンパっていた所為か、普段ならば絶対に侵さないミスをしてしまった。もしも、此処が少年の世界であれば、例え庶民であっても、彼をただでは済まさない。
その恐怖に怯える少年の姿は、まるで傷付いて丸まった白猫そのものの様であった。
眠子(ねこ) (プロフ) [2016年8月11日 20時] 1番目の返信 [違反報告・ブロック]此処は全く接点の無い、神により創造されし子羊達が、その神の気紛れにより出会い、その経過が見守られる空間___通称『面談室』
其処に送られた者達は、"ある条件"を満たさない限り帰れないとされる
しかもその条件、毎度創造主が面白半分に決めるから、何を要求してくるか分かったものではない
単純に、『相手の警戒心を解け』なんていう物から、『全ての発言の語尾に"だにゃん"を付けて24時間過ごせ』等という無茶振りまで、なんとも不条理な事を求めて来たりする
幸か不幸か、制限時間はない
"条件"以外のルールもない
だが、殺傷はおすすめされない
なんせ、元の世界に帰れなくなるのだから
まぁ、精々頑張るコトだね
じゃあ私は"カミサマ"と共にキミ達を見守るとするよ
健闘を祈る..なんて?