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ふわふわと綿菓子の様な雪が降ってくる。3月で、雪が溶ける時期だけれども、雪は降り積もっていた。そんな中、舞花は雪でいくら靴がぬれても、全く気にしないほど急いで何処かへ向かっていた。時計の針は、もう8時を指しそうになっていた。
「ああ、もうっ...!なんで今日に限って...!」
そう、今日は3年生にとっては最も大きなイベントともいえる、卒業式があるのだ。彼女は、何時もならば、今頃教室で、寒い寒い、と、ストーブに群がっていたはずだ。だが、今日はたまたま、寝坊をしてしまったのだ。その上、雪が降っているのだ。不幸にも程がある。

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 11時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

ここは、とあるエリート学校。ここの学校はエスカレーター式で、今日は、中等部の卒業式である。
「めんどくさいなぁ………」
実に今、めんどくさいという言葉を吐いた彼女こそが、高等部1年にして、世界で初の全国模試満点だった、
「黒沢雷華」
彼女は、面倒事が嫌いだ。勿論イベント等も。今日の中等部の卒業式だってそうだ。
「早く終われば楽なのに」

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 11時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

「はぁ、はぁ...間に合った...」
本当にギリギリだけれども、着いた。いや、アウトか?まぁ、なんとか卒業式には間に合ったので、いいとしよう。
「おい!水無月、遅いぞ!」
「水無月ちゃん、いつもは早いのに...何かあった?」
などと、色んな声が上がる。今日は、本当にただの寝坊だった。卒業で、少し緊張して、なかなか眠れなかった上に、目覚ましをかけわすれたのだから、仕方ないといえば仕方ないが、目覚ましをかけ忘れたのは自己責任だろう。嗚呼、卒業式がもうすぐはじまる。卒業式というのは、在校生にとっては、非常に長いもののように感じるが、卒業生にとっては、長いようで短いようだ。もう、ここともお別れか。私は、このクラスで、あまり話せず、友達も少なかったけれど、とても楽しかった。だから、この卒業式は、少しばかり悲しいものになるだろう。

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 11時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

「水無月 舞花!」
「...はい!」
と、A組の水無月さんの名前が呼ばれる。私、瑞希里奈は...この大勢の学年全員の名前、顔、クラスを覚えている。だから、今のように、誰が誰か、すぐわかる。私はC組だから、 まだまだ時間がある。アニメのことでも考えていようか。いいや、駄目だ。卒業式なのだから。けれども、私はアニメが大好きなので、自然とアニメのことを考えてしまうものだ。まぁ、今は卒業式、それももうすぐ名前が呼ばれるので、集中だ。

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 11時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

「…………………」
私は今、卒業式の光景を見ている。なぜかというと高等部の学年事に学年模試がトップだった人は卒業式に出席しなければいけないというなんともめんどくさいシステムだ。
エリート校だから勿論クラスも多い。だから長時間姿勢を正しく黙っていなければいけない。
しかも私は挨拶をしなければいけない。正直とてもめんどくさい。あぁ、早く終わらないだろうか。

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 20時] 5番目の返信 PCから [違反報告]

「終わった...」
そう、卒業式は終わった。私はもう、卒業したのか。実感がわいてこない。これで、終わり。もう、この学校の校舎を、3年A組の教室を見ることもないだろう。そう思うと、中学を卒業して嬉しいような、けれども離れて悲しいような、そんな感情になる。周りからは、高校離れちゃうね、や、卒業したんだ、悲しいよ〜、といった声が聞こえてくる。私は、何とも言えない気持ちで、担任に貰った卒業証書、それから美術部の人が描いた絵を見ていた。

夜月ミカ@主に別垢で活動します (プロフ) [2017年3月22日 20時] 6番目の返信 PCから [違反報告]
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