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私が書いた小説(未完成)の続きを一緒に考えてくれるひと

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

パンッ!!ドカーン!!
銃声よりも更に大きく更に恐怖を感じさせる様な音がテレビから聞こえてきた。
「えー今映像にも流れています通り現在、悪の組織であるアーテルと正義の味方のアルバスが戦闘中です。アルバスはここ数年人手不足を訴えておりそんな状態で勝てるのかと市民は嘆いています。専門家は──」
「アルバスが人手不足……!?一体なんでそんなことに……」
少年漫画が大好きな父は絶望したかの表情と声で俺と母に尋ねてくる。少年漫画が大好きな父からすればこのアーテルとアルバスとの戦闘も大好きなのかもしれない。
「そりゃ、そんなとこに入りたがる子なんて今時の若者少ないでしょ。律もこういうの嫌いだもんね〜?」
「そうなのか律!?」
圧をかける様な目で俺を見てくるのはやめてくれ……
「別に、嫌いでも好きでもない。ただ……物騒だなって思うだけ」
「ほらね〜?」
「なんでだよ律!!ロマンがあるだろ!!」
「律はロマンなんて求める子じゃないのはあんたもよく知ってるでしょ?」
「そ、それはそうだが……」
「わかったら大人しくしときなさい!なんで律の方が大人っぽいのよ……」
「うぅ……」
潤んだ目で落ち込む父とため息をつきながら父のために飲み物を取りに行った母。この凸凹加減が逆にいいのかもしれない。僕はそう思いながらスマホでゲームしようとゲームを起動した。
ピロンとゲームしている最中の俺に一件通知がくる。ゲームもキリがいいところだったので俺はゲームを中断に届いたメールを読んだ。
[黒瀬律様]
[貴方は選ばれしもの、タンクハンターです。ぜひアルバスに入団に一緒に悪の組織であるアーテルを倒しましょう!]
[集合日は以下の通り──」
そこまで読んで一回メールから目を逸らす。文章自体は簡潔的なものだが内容が濃すぎてスッと受け入れる事は出来なかった。俺が、アルバスに入団?何故向こうは俺のことを知っている?何故俺を勧誘してきた……?そんな疑問が俺の頭の中で駆け回る。とりあえず近くにいる父に聞いてみるか……?いや父に聞いたら……
「え、直々アルバスから勧誘が!?絶対行ったほうがいい!!父さんらの事なら気にするな、お前はアルバスに全力で尽くしてこい」
とか言いそうだな……どうしよう。
「律?どうかしたの?」
その声にハッとする。そうだ──俺には一人、頼れる人がいた……
「母さんちょっといい?」

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

「はー!?アルバスに勧誘!?」
「アルバスに勧誘か!」
最早怒っている様な顔と声な母とは反対に嬉しそうな父。正に反対である。母だけに話すつもりが父にまで届いてしまった。
「絶対やめておきなさい!」
「いや行こう!」
「ダメに決まってるじゃない!それで律が死んだら私……」
「大丈夫だって!律は絶対帰ってくる!」
「そんな事言ったって……!!」
夫婦喧嘩が始まってしまった。俺はその隙に読めていなかったメールの続きをみる。……ん?
[この勧誘を受ければ貴方にとっていい経験になるでしょう]
[……貴方なら、わかるでしょう?]
[小さい頃、こういうものに憧れがあった貴方なら……]
ゾクッと背筋が凍る様な気持ちになった。確かに俺は小さい頃、少年漫画が大好きだった。カッコいい主人公、面白いギャグ……それらが大好きだった。ただ、最近は読まなくなってしまった。理由は──いや今はまだ、いいか。
俺は小さい頃の俺を知っている組織をどうしてもほっておくわけにはいかなかった。だから“勧誘を受ける”ことにした。まだ喧嘩している両親に俺は告げた。
「俺、この勧誘を受けるよ」
絶望した表情の母と父の嬉しそうな顔はいまだに忘れる事ができない。
そんな事があって俺はアルバス本部に辿り着いた。目の前には巨大な門が立っている。周りを見渡しても此処がさっきまでいた世界と同じだとはとても信じられなかった、まるで異世界に来た様だった。俺の他にもちらほら人がいるが人によって意気込んでる人や明らかに望んできた様子じゃない人と様々だった。俺は勿論後者側の人間だろう。幼少期の自分を知っているのは何故か、それを問う為俺はきた。俺は一体これからどうな──
どーん!
誰かと勢いよくぶつかる。走っている人にぶつかったのか結構痛い。幸いにもぶつかった肩が痛むのみで怪我などは特にしなかった。
「わわ、御免なさい〜!!大丈夫でしたか?」
そう俺に声をかけてきたのは金色の髪を揺らしながらまるで海に映った月の様に瞳を潤ませている女性だった。見た感じ俺と同い年くらいだろうか?
「ああ、大丈夫、心配はいらない。ところでお前は?」
「ああ!自己紹介が遅れましたね!私は天海優です!このアルバスに今から入団する新人です!」
「え、新人?」
正直言って驚いた。アルバスはこんな華奢な子を勧誘するとは……そこまで人手不足ということか……?
「お前は此処に、望んできたのか?」
少し、ほんの少しの興味で俺は天海に聞いてみた。天海はうーんと明らかに悩んでますとばかりに顎を指で触りこう答えた。
「そうですね……私は望んできた方に当てはまるのかもしれません。正義の味方であるアルバスが人手不足だと聞いた時に丁度勧誘を受けたので少しでも力になれたらと……!!」
立派だな。決して口には出さなかったが俺は確かにそう思った。俺はアルバスが俺の幼少期を知っていてそれが恐怖に感じたから此処にきた。殆ど脅しの様な勧誘を受けたのだ。俺は天海がどんな勧誘を受けたのかは知らないがそう思えるという事は天海は正義の味方に向いているのかもしれない。俺は……果たして正義の味方になれるのだろうか。
「──ん!──さん!──せさん!」
「黒瀬さん!」
「あ、俺に何か?」
思わず自分の思考に集中しすぎてしまったようだ。俺は天海の方にゆっくりと目線を向ける。
「黒瀬さんって先輩ですよね?」
「いや、俺は新人だけど……」
そういうとえー!?と大きな声を出し口を大きく開けて驚いた表情をしていた。
「大人っぽいからてっきり先輩かと思ってたよ……そっか、私と同じなんだ。じゃあ改めてよろしくね“黒瀬くん”!」
同じ新人だと分かった途端敬語が抜けさん付けからくん付けになった。別にそんなのどうだっていいのだが少し距離が縮まったということだろうか。

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

「黒瀬くん、よかったら一緒に本部に入らない?」
「わかった」
断る理由もなかったのでそれを了承すると天海がピョンピョンと跳ねやった〜!と大はしゃぎしていた。
「そんなに嬉しいのか?」
「勿論!此処にきて初めての友達だもん!一緒にいられて嬉しいよ!」
ともだち……か。そんな事考えても見なかったので少し考える素振りを見せると天海が驚いた表情をして俺にこう言った。
「え、もしかして違ったかな……?」
「……いや、少し驚いただけだ。まさかこんなに早く友達が出来るなんてな」
俺は友達が特別多い方でも少ない方でもない。一人でいる方が好きかと言われたらそうかもしれないが人嫌いという訳でもない。誰にでも一人がいい時とそうではない時があるのだ。一人がいい時に誰かがそばにいたら嫌だ。誰かと一緒にいたい時に一人だったら寂しい。そんなものだ。
友達と言っても殆どが男友達で女友達は数少ない。その数少ない内の一人が増えるのはとても喜ばしい事だろう。
「まあ、よろしくな天海」
「……!!うん!」
パァーッという効果音がつきそうなくらいに瞳を輝かせる天海にわかりやすいやつだなと内心思ったのはここだけの話。
「えーそれではこれより新人のみなさんにこのアルバスで何を行うのかというのをこの“タンクハンター組織”会長イリアスさんに説明して頂きます」
「イリアスさんか……海外の方なのかな?」
「見た感じ……日本人ぽいけどな」
漫画でよく見るコードネーム的なやつかなとぼんやり考えながら俺はイリアス会長が登場するのを待った。
「皆さん、この度はご入団おめでとうございます。私はイリアス会長というものです。初めに言っておきますとイリアスは本名ではございません。ま、こんな事どうでもいいんですけどね」
淡々とした口調から“どうでもいい”という言葉が聞けるとは思わなかった。会長とはもっと規律に厳しいと思っていたのにそうでもないのか?
「まず、皆さんにはこれから二人組になって生活してもらいます。ペアは同姓同士とは限りません。ペアはこちらで決めているので後ほどペアが書かれたものを後ほど支給する“THパット”に送らせていただきます。必ず確認しておくように」
「部屋はペアと一緒です。なお、部屋は基本的に5人で一部屋です。既に先輩が三人ほどいると思います。先輩に失礼のない様に」
「タンクハンターについては後日詳しい説明をします。取り敢えず今日はペアと共に部屋に行って身体を休めてください」
「最後に……この軍では殆どの場合“不死身”です。命の失う可能性はありますがね」
「以上です」
一番最後の言葉が俺を困惑させた。不死身?そんな事がこの現代にあり得るのか?そもそも不死身なのに命を失う可能性とは?……考えても仕方がない。今日、部屋にいる先輩に聞こう。
ところでペアとは一体誰なのだろうか……そもそも二人きりではないとしても部屋で一緒に過ごすのに異性同士でもいいのだろうか……?
「黒瀬くんとペアになれるといいな〜」
そんな言葉を耳にした。その声の主は勿論天海で……俺はこの言葉には何も答えず入団式が終わるのをただひたすらに待った。

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 5番目の返信 PCから [違反報告]

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 6番目の返信 PCから [違反報告]

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 7番目の返信 PCから [違反報告]

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 8番目の返信 PCから [違反報告]

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 9番目の返信 PCから [違反報告]

地雷の人がいたら申し訳ないので……わんく

豆腐。 (プロフ) [4月22日 19時] 10番目の返信 PCから [違反報告]
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