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第三次世界大戦後、滅びかけた世界にて

ペンネグラタン (プロフ) [2021年5月5日 3時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

おもちゃのくに

ペンネグラタン (プロフ) [2021年5月4日 2時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

「何事も、大きく二つに分けられる」
ここはそういう世界だった。
与えられた者と与えられなかった者。神に愛された者と愛されなかった者。
つまり、この世界の人々は、神の気紛れによって分類される。そう、神が与えた「玩具」というおとぎ話のような能力によって。
最初、彼らはかわいらしい「小鬼」と呼ばれていた。「小鬼」とは「玩具」という能力を持つ者たちの愛称だった。いつだったろうか。その愛称が「鬼子」という差別用語に変わったのは。
行き過ぎた「玩具」は人をも殺した。故に持たざる者たちは彼らを恐れた。その恐れを気取らせぬために罵倒し、追放し、差別の限りを尽くした。
やがて、持たざる者たち──「現流人」との和解を諦めた「鬼子」たちは、「玩具」を使って、「鬼子のためだけの楽園を作った。そうして、楽園に閉じ籠ることで、安寧を手に入れた。
しかし、それもおもちゃが作った歪んだ国。歪で虚ろな「夢」の国。安寧はいつまでも続かない。
やがて、「鬼子」同士もいがみ合うのだ。
それもそうだろう。世界はざっくりと大きく、二つに切り分けられるのだから。

(^ー^) (プロフ) [2021年5月5日 3時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

シックスセンス

ペンネグラタン (プロフ) [2019年8月17日 0時] [固定リンク] 携帯から [違反報告・ブロック]

五感のどれかが秀でているとか、人間にはなかなかいるようでいない。
けれど五感だけが全てではない。
人間の限界に近づいた五人と一人が織り成す、人間とは何かという問題提起。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月17日 14時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

フェイス
五感異常を抱える者たちの集まり。団体名の由来は五感を司る顔(目、鼻、口、耳、肌)と信頼という意味の英語の二重の意味を持つ。
基本的には五感で悩む人の悩みを解決するために奔走している。ただ、第六感(直感)で悩む人にも手を差し伸べている。
市瀬瞳(いちのせひとみ)
視覚が異常に優れている。そのためか少しでも物が元あった場所からずれていると気になってしまう神経質。フェイスのリーダー。
双海爽(ふたみそう)
瞳の幼なじみ。触覚に優れており、風の感覚で天気を言い当てるほど。インテリ眼鏡で、気障とよく言われる。瞳とは対照的に目が滅茶苦茶悪い。フェイスのリーダー補佐。
箕輪美月(みのわみつき)
瞳のクラスメイト。味覚に秀でているが、グルメではない。というより、むしろゲテモノでも味わって感想を言うタイプ。表現力に優れており、生々しいまでの描写は周囲をドン引きさせるレベル。
篠宮夜風(しのみやよかぜ)
瞳たちの一年年上の先輩。嗅覚に優れている。学校では陰キャラを演じているが、実はとても親しみやすい性格。それでも人を寄せ付けたがらないのは、匂いであらゆることがわかってしまうから。
後藤鷸鳴(ごとういつなり)
瞳たちの一年年下。聴覚に優れている。いつもベッドフォンをしていて、オタクっぽいが、至って真面目な元気っ子。他人の叫び声は得意ではないので、自分が声を出していこう、というスタイル。
露久野谷陸奥(ろくのやむつ)
転校生。俗にシックスセンスと呼ばれる直感能力が冴えており、ほとんど未来予知みたいなことまでできる。そのことを気味悪がられて、転校を繰り返してきたが、瞳たちに出会い、救われる。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月17日 15時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

人間は異常性に憧れるくせに、いざ本物の異常性を目の前にすると差別するんだ。
君たちは一体何が欲しいの?
ないものねだりばっかりしてさ。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月17日 16時] 3番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

「人は死んだら星になるって聞いたことある?」
「……俺が聞いたのは、人が死ぬから星が墜ちるって話だけど」
「ああ、だから」
──この街では毎日流れ星が見られるんだね──

(^ー^) (プロフ) [2019年8月10日 0時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

流れ星について語らい合う人々は知らない。何故星が墜ちるのかを。流れ星の真実を。
人の命が星だというなら、星が墜ちるのは■■■■■とき──
*
毎日、この街では流れ星が流れる。
誰かが歌った。
「Hello,Shooting-star」
と。
流れ星が見られる街で、人々は今日も生きていく。
──迫り来る崩壊の音など知らずに。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月10日 0時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

「流れ星に願い事をしたら叶うって本当かなぁ」
「んなの迷信に決まってんだろ。それが本当だったなら、この街にいれば願いは叶えたい放題だ」
人々は願いを叶えたくて、今日も足掻いて生きる。
明日死ぬかもしれないことも知らずに。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月10日 0時] 3番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

それはかつて、誰かが描いた夢だった。
なかなか綺麗に描けないから、何度も流星の絵を塗りたくって白く染めた。
絵の中でも人は生きていたはずなのに。
何度も何度も、星が人を滅ぼした、物語。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月10日 0時] 4番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

その世界は灰でまみれていた。
戦争が絶えない世界。人は歪み合い、争い合うことをやめられない。人は歪みを持たずして、存在することができないから。人は愛を持つからこそ、ぶつかってしまうものだから。
人に与えられたのは、戦争のための武器と、歪みと愛の力だけ。歪みと愛を得られるのは、ほんの一握り。極端な歪みと愛でなければ、力は得られない。
能力者が少ない中、人は武器を手に取り戦う。銃を、剣を、ナイフを、大砲を、戦車を、科学兵器を。
戦いが終わらない。一つ終わってもまた別な火種が発火するだけ。巻き込まれているだけの人は少ない。最初は巻き込まれただけでも、ゆくゆくは自分で道を定めて、修羅を見る。
灰は歪みによって生まれ、愛のように絶え間なく降り注ぐ。
あまりにも灰にまみれた世界、灰で見えない曇りばかりの空から、灰が降り注ぐのを見て、ある詩人が言った。
「嗚呼、この救いようのない世界で、どうしようもなく穢いはずの灰が、なんと美しく見えることか。灰に埋め尽くされた世界の姿は、まるで、銀世界──雪のようにすら見える」
雪。
灰によって天候を失った世界には、もう降り注がないはずの慈愛。
そんな美しいものに重ねなければ、この世界はどうしようもなく、救いのない世界になってしまう。
詩人によって綴られた、この世界の密やかな救いの詩には、こう名付けられた。
──Ash like snow──
さあ、雪のような灰の降り注ぐ中で、存分に戦い、死ぬがいい。
けれど、決して忘れること勿れ。己が一体何のために戦っているのかを──
忘れたら、ただの狂者となり、降り積もる塵芥と変わらぬ存在と成り果てて命を終える。
だからせめて、人として死を迎えよ。あなたが人であるならば。
降り積もる灰を、雪と幻想できるように。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月3日 1時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

Ash like snow
この世界に詩人がつけた名前。
戦争が絶えず、舞い上がった灰は雲のように空を覆って、降り注ぐ世界。
戦争
発端はそれぞれにある。組織、または軍に所属していた者なら、大義名分があったはずだが、それを見失った者は狂者と成り果てる。
狂者
自分が戦っている目的、意味を見失った者。戦う意味をなくした者は狂者にはならない。狂者は徒に戦禍を広げ、虐殺の徒となる。歪みや愛の力とは違い、人の限界まで力を出しきる者のこと。特殊なのは、死んだら肉体は残らず、灰になって世界に溶けるということ。
歪み
歪みという過剰な負の意識から生まれた能力。ただし、どんなに歪みを持っていても常軌を逸した歪みを持つ者にしか能力は与えられない。殺戮に特化した部類の能力が多い。

愛という過剰な正の感情から生まれた能力。ただし、どんなに愛を持っていても、常軌を逸した愛を持つ者にしか能力は与えられない。回復能力の部類の能力が多い。ただ、この戦争ばかりの世界で、過剰な愛を持てる者は少ないため、稀少な能力。
歪みの能力者
性格が様々な歪み方をして、拗らせている。戦争に感じる理不尽、または戦うことに強い矜持を持つ者が多い。能力の特性のために、狂者に落ちる者も多いが、歪みの能力者から狂者に陥った者は、何故だか最後に強く「生きたい」と願いながら、無残に灰となる場合が多い。
愛の能力者
この世界の中では珍しい、惜しみない他者への愛を注ぐ者が多い。ただしやはりそういう人物は少ないため、稀少人種である。戦争で、即座に回復をできる能力というのは得難いものであるため、愛の能力者はどの勢力も獲得しようと血眼になって探している。
また、愛の能力者は敵味方の差別なく回復して回る者も多いため、暗殺されることもしばしば。愛の能力者を殺した人物は狂者になる場合が多いという話もある。
詩人
この世界で唯一一切戦争に参加せず、詩を吟うだけの存在。中立で、依頼されれば、その陣営を鼓舞する詩も吟うし、相手の陣営に憂鬱をもたらす詩も吟う。けれど、世界の名付け親だからか、誰にも憎まれない存在として、荒廃していく世界を見つめ続けている。
彼の代表作である「Ash like snow」が世界に多大なる影響を与え、今や世界の根幹とさえ言える。
──にも拘らず、人は何故戦い続けるのかを常に世界に問いかけている人物である。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月3日 1時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

ずっと夜。この街はずっとそう。星すら見えない曇り空。明日晴れるかななんて希望も見出だせない世界。
それでもこんな世界の有り様を夜と呼ぶのは、いつか朝が来ると信じているからか。
夜が明けないから歌える人がいて、星がないから願う人がいて、雲があるから、雨に期待したりして。
晴れることも雨が降り注ぐこともない。ただずっと夜を過ごす、少しだけ歌の響く街。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月1日 2時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

シンガー
夜の街で歌を歌い、もらった路銀で暮らす者たち。朝が来ると歌えなくなるという都市伝説がある。
ライター
曲を書いたり、物語を書いたりする人々。彼らは何故だか家にライトを置かず、蝋燭の灯りのみで執筆をしている。
雲の少年
そこにいるだけで天気を曇りにする少年。雨が降ることは何故かない。街にただ一人その少年がいるだけで、この街は星も見えない。
プレイヤー
祈り人。星を信仰する。見えないものにこそ価値を見出だす。いつか見えると信じて。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月1日 2時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

雲の少年 九十九
何故か曇り空と共にやってくる少年。各地を転々としていたが、誰も曇り空にいい顔をしないので、適当に歩いていたら、この街についたらしい。ライターをしながら過ごしており、そのきっかけは一人の少女との出会いから。
シンガー 東雲晴香
豊かな感受性を持つ不思議っ子。シンガーの中でも艶やかで伸びやかな歌声を持つことで有名。作詞作曲もするので、他のシンガーからは尊敬されたり妬まれたり。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月15日 22時] 3番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

呪い、呪われた世界にて。
最初はただ、おまじないだった。願いが叶うように。
戦争に行った恋人に帰ってきてほしい。病気の娘が治ってほしい。他にもたくさんまじないがあった。
たくさんのまじないが叶った。無傷ではないものの、戦争から帰ってきた恋人。病の治った娘。そんな多くの事例から、人々はまじないを信仰し始める。
まじないは本物だ。まじないはいいものだ。もっと広めなければ。
そんな人々が突如無惨な死に方をした。突然頭が弾けたり、四肢がねじきれたり。普通の死に方ではなかった。
何故、と遺族が叫ぶと、くつくつと笑う者たちが現れた。
その者たちは、まじないで願いが叶わなかったという。
だからまじないで願いが叶った人々を妬んだ。その死を望んだ。
まじないの残酷さが示された。
人殺しのために使われたまじないは、いつしか呪いと呼ばれるようになった。
けれど、殺し続ければ人は減る。呪うことに快楽を見出だした者たちは、新たな標的を探した。
それは、人形だった。
呪いをかければ、人形はまるで生きているように動き出す。その姿が滑稽で、人形を呪うようになった。
人形が弄ばれる姿に、泣く者がいるとも知らず……

(^ー^) (プロフ) [2019年7月31日 23時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

具者
呪うことを生業、生き甲斐にしている者たちのこと。
呪詛破壊者
呪うことの愚かしさを知り、呪いを解く道を切り開き、行使する者たちのこと。
一般人
呪うことも呪いを解くこともできない者たちのこと。(才能がないという意味)
人形職人
その名の通り、人形を作る者のことだが、彼らは何故か呪いの効果を受けない体質をしている。
呪いに愛されし者
一般人の中に稀にいる、呪いと様々な意味で相性の良い人物。呪いを受けても生活に生かす力があったり、呪いやすい性質のものを作れたり、と相性の良さは様々な形で出る。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月1日 14時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

並行世界の並行を保つために存在するアイゼリヤ。
しかし、アイゼリヤの危機に世界の姫巫女は禁忌を犯す。
──召喚魔法。
禁忌に手を染めてでも、終わらせたい戦いがある。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月30日 13時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

神秘世界アイゼリヤ
主に五つの地域に分けられる。
赤の街エシュ:旧竜の国
かつては竜と共存する者や竜人たちが暮らしていた。
今は合法でバトルロワイヤルや賭け事ができる賑わいの街になっている。
青の街マイム:旧精霊王国
精霊王を信仰するエルフたちが暮らす国。今でもそのスタイルは変わっていない。エシュとの境には森があり、木々が青くなっているところから蒼の森と呼ばれ、古くから国境とされた。
黄の街オール:中央神殿
商業が盛んで、情報が飛び交う街。天使が中央神殿から街を管理している。戦時から中立地帯だったため、様々な種族がいる。
白の街セアラー:旧獣人国
差別傾向にあった獣人たちを保護し、彼らの居場所を作るために作られた国だった。建国の王は獣人差別に異を唱えた人間で、獣人からは尊敬されていた。
が、王が殺されてから、獣人国は事実上の崩壊、荒れ果てた土地となっている。
黒の街ホシェフ
普通の人間が入っていける場所ではない、閉ざされた街。魔王がアイゼリヤ侵攻の際に根城を構えていた場所である。故に、街には魔物が闊歩している。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月30日 14時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

この世界における魔王
姿は不確定。ただ、世界に与えられた規律が破られた場合、アイゼリヤの場合は並行世界を並行世界のままであるために禁止されている召喚魔法が行使された場合、その規律を正すために世界をリセットしにやってくる存在。通称、世界の死神とも呼ばれ、並行世界に干渉できる唯一の存在とされている。

(^ー^) (プロフ) [2019年8月15日 22時] 3番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

そのセカイは十の都市と一つの森林から成る。
ケテル、コクマ、ビナー、ケセド、ゲブラー、ティファレト、ネツァク、ホド、イェソド、マルクトの十の都市にはそれぞれ始まりの十人の中から一人ずつ、守護天使としてついている。
中央には唯一にして随一のフロンティエール大森林を置くこのセカイの名はセフィロート。数多の種族が存在し、魔法と不思議な力がこのセカイを守り、育んでいる。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 22時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

魔法
このセカイにおいて、魔法は詠唱がなければ成り立たない。
まず、使用する属性に呼び掛け、その属性に対して何を成すか命じる、というのがセフィロートの魔法の基本である。
魔法を極めると、短い詠唱で発動できたり、属性に呼び掛けるだけで発動したりするようになる。
種族や住んでいる地域によって、伝統的な詠唱方法があるのも特徴。
原語魔法
セフィロートで古代に使われた魔法と言われている。詠唱に使われるのが原語と呼ばれる太古のセフィロートの言葉で、発動する魔法が強力な代わり、とてつもない魔力を消費する。つまり、燃費が悪い魔法だった。
現在の言葉が作られてからは、原語魔法は滅多に使われなくなった。まあ、現代の人々が原語魔法を放てるほどの魔力がないというのもある。
原語自体も廃れ、忘れられかけている。
発動のための詠唱の基礎は同じ。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 22時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

魔法ではない特殊な能力
魔法ではない──つまり、魔力を消費せずに魔法のようなことを行使できる能力やその能力を持つ者のことをセフィロートではダートと呼ぶ。別名、叡智を与えられし者、神の遣い、など。
それはセカイが何らかの危機に陥ったときにセカイにもたらされる能力者。詠唱なしに魔法のようなことをできるが、代わりに持っている魔力が少なく、魔力感知に疎い。
背負う運命により、そのことに関しての勘が冴え渡る人物が多い。
ダートには次のような例がある。
・動物の異常繁殖により、食物が現象したときにもたらされた、動物にのみ有毒な植物を生み出すダート。
・書物の謎の消失のとき、一度目にした書物を復元することができるダート。
・飢饉の際、植物を育て、栄えさせるダート。
・セフィロート侵攻勢力と戦うためのダート。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 22時] 3番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

セフィロートでは魔物と人間が共存している。だが、神の話になると話は別になる。
人間は生命の神と呼ばれるセフィロートの主神を信仰する。全ての生き物に生命を与えた神だからだ。
魔物は破壊の女神ディーヴァと呼ばれる神を信仰している。破壊の女神は生きとし生ける者の死を糧とする神で、生命の神の対抗神である。
その中間に獣人という存在がある。森に住む獣の特徴を持つ人型の生き物である。
獣人は基本は生命の神の味方だが、破壊の女神の存在についても容認している。
それはそれぞれが作られた経緯にある。
セフィロートには、魔力があり、魔力を使い、生命の神は人間を作ろうとした。しかし、人間は大量の魔力を持ちすぎると形にならない。魔力の多い人間が稀な理由はそこにある。
だが、いくら人間を作っても、セフィロートには余剰な魔力が残った。魔力と相性の悪い人間が魔力に充てられて過ごすのは酷というものである。
そこで動いたのが、本来生き物を作らない破壊の女神である。破壊の女神は魔力を操ることに長けていた。要は人間と少し異なる形を持たせ、異なる性質を持たせることによって、魔力を体に留めておきやすい体にしたのだ。それが後の魔物や魔族と呼ばれる者たちとなる。
自分が成し遂げられなかったことをいとも簡単に成し遂げた破壊の女神に負けていられぬ、と生命の神が人間と性質や形を変えて作ったのが、獣人だ。
という言い伝えがあるため、それぞれの信仰対象や信仰の仕方が違うのである。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 23時] 4番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

魔物、魔族
鬼人族
額に角を持つ種族。戦闘能力が高く、好戦的な性格をしている。
破壊の女神の他に、鬼神という実在しない神を信仰している。
風の民
人間とほぼ変わらない見た目だが、耳が長く、先が尖っていることが特徴。魔法に長けており、時には原語魔法を放てる逸物さえいる。
魔力により、形状維持の効果があり、つまり老化が遅く、長命。
竜人族
体のどこかに竜のような鱗を持っている。目がよく、耐久力に優れている。風の民と同じく、老化が遅く、長命。
水のあるところを好む。男女の性別があやふやである。
土の民
体が土の塊でできている種族。土を魔力で固めて体を成しているので、魔力はあまり使えず、使える魔法も少ない。
物々しい姿をしているが、基本的には温厚で、森の守護を担っている。
肉弾戦特化のタイプで、魔法は一族に伝わる身体強化魔法くらい。土魔法も使える。
性別の概念はなく、死んだら文字通り土に還り、何十年か何百年かの時を経て強化されて復活するのが特徴。
木の民
森の木と同化しており、木の魔力から分体を作る種族。人間に姿は似ているが、手足が枝が絡み合ったもので形成されている。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月30日 0時] 5番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

塩留アンデッド

ペンネグラタン (プロフ) [2019年7月28日 0時] [固定リンク] 携帯から [違反報告・ブロック]

塩留という青年がいた。
彼は名前を覚えていない。塩留という苗字は残されたけれど。
──彼は名前を代償に、死なない体を手に入れた。
ただし自分の名前を見つけたら、その時点で死んでしまう。そういう契約の下、彼は人とは異なる存在から、命を一つ、預かっているのだ。
永えの条。
調停者という月の住人と永えの条を結ぶことにより、目的が達成されるまでの延命を許される。
けれど、条というからには条件がある。塩留という青年は、名前を見つけ出すために、ある特定の「名前」に心を縛られた人物をその名前から解放して歩かなければならない。
名前から解放しなければ、本名を見つけてもその名を得られない。
そういう、条。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 18時] 1番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]

調停者
月下降六花界という場所で月の神を信仰している者たち。下界である陽月下神影界の人間たちを見つめ、その運命を操作する権限を持っている。
ただし、永えの条を使えるのは一人一回まで。
月御神と呼ばれる神を信仰しており、調停者たちは自分たちは月御神の子だと名乗っている。
調停者の中でも月御神の加護を受けた者には顔にシルシとして花の刺青が入り、その者は調停者の間での最高権力者、月への使者と呼んでいる。
調停者たちは神が生みの親であるとされているため、彼らが父や母と呼ぶのは育ての親のこと。
月下降六花界
月のすぐ傍にあるとされる万年雪が降り続く神秘的な世界。
家が全てかまくらで作られており、建物と呼べるのは、月御神の御神体である神木がある館だけ。

(^ー^) (プロフ) [2019年7月29日 19時] 2番目の返信 携帯から [違反報告・ブロック]
(C) COMMU