*⑅୨୧ をゆ 様 ୨୧⑅*
メッセージ一覧
「本当にこの街でやるん？」
平穏な街を険しい表情で練り歩く4人組。赤髪の彼が当たりを見回しながら眉間に皺を寄せてそう言う。
「こういう街だからこそだろ。平和ボケした人間しかいないようなこの街の方が都合がいいんだよ、坂田」
それに続いて茶髪の彼が更に眉間に皺を色濃くし、大きく溜息を吐くと呆れた表情を浮かべる。そんな二人のやり取りを程々に見詰めている紫と黄の青年。一見彼らは何の変哲もない、一般市民の様であるがその仮面の下には現在巷を騒がせている海賊の正体が眠っているのであった。
「あ、うらたさん。此処とかええんちゃう？」
「んー…18位の女の子居てはるみたいですけど、どうします？うらたん」
紫が指さしたのは何の変哲もない喫茶店。その中を見詰める黄色の視界には一人せっせと働く少女が映る。
「そうだな、ここにしよう」
その様子を見た彼らは口端を薄らと持ち上げて店へと足を踏み入れる。そうすれば先程目を付けた少女が歩み寄って来て、案内されたテーブル席へと4人が腰を下ろした。
をゆ (プロフ) [2019年1月11日 21時] 2番目の返信
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「えっと、メニューはこちらになりますので、ご注文が決まったらお呼びください！」
そう言って、メニューを置いて、またせっせと働き始める。また注文を受けて、親に伝える。その繰り返し。彼たちを見て、少し彼女も思ったらしい。
''誰かに似てるんだよなぁ…''
と思っていたが、本人はその''誰か''を思い出せず、まぁいいや！となかったことにして、別の席の注文を受けに行く。
テーブルが空いた。その片付けをして、テーブルを拭く。
そして、外にまたお客様が見えた。その人を出迎え、また先程空いた席へ案内する。
そして一息つくと、ぽつりと呟く。
「今日は休憩なさそうだなぁ。まぁ、忙しいのは嬉しいけど。｣
そして、先程来られた4人組の方から呼ばれた声が聞こえ、そっちに向かっていく。そして、ポケットからメモを出す。
🌱 (プロフ) [2019年1月11日 21時] 3番目の返信
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案内された席に腰を下ろすと表情は柔和であるものの、四人の間に緊張感が走る。
「とは言っても、あんまり顔が出回るんは避けたいですよねぇ」
「まぁそうだよな……これだけ人が居るとなると目撃者0って言うのは難しいよな」
辺りを見回したセンラがポツリと呟くと、それに険しい表情を浮かべた浦田が同意の意を示した。
「正直この街をこれ以上散策するのも危ないと思うで」
「わりと有名だもんね〜、僕達」
それに次いで志麻が告げると、坂田もうんうんと縦に何度か頷いた。一連の流れを聞いたうらたが真剣な表情を浮かべる。
「今回はセンラと坂田が連れて行って欲しい。俺と志麻くんじゃ……まぁ、あれだからな。俺達は出来る限り時間を稼ぐ。捕まえたら一気に二人で港まで走ってくれ」
そう小声で指示をしたうらたに、ほかの3人は同意を示して、例のターゲットを席へと呼び込んだ。メモを取り出しこちらへと歩いてくる彼女を一瞥し4人で視線を交わらせると、センラと坂田が勢いよく立ち上がり彼女の腕を掴めばそのまま押さえ込み外に連れ出す。騒然とする店内に志麻が何か胸元からものを取り出し地面に叩きつけると白い煙が飛び出し、二人の後に続いて残りのふたりも店内を出て、港へと走り出す。
をゆ (プロフ) [2019年1月16日 22時] 4番目の返信
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「えっと、ご注文は…」
彼らにそう聞こうとすると、黄色い髪のお客、そして赤い髪のお客が勢い良く立ち上がり、自分の腕を掴まれ、押さえ込まれ、外へ連れ出される。
え…？と間抜けな声が出たが、すぐまわりの誰かに助けを求めるように。
「だ、誰かっ…！た、助けて…！」
だが、その声は誰にも届かず、彼らに港へ連れていかれるだけだった。後ろからは茶髪の男性と紫髪の男性。逃げようにも逃げられない様だ。
港へつけば、色んな船がたくさんある中、少し…いや、とても大きな船がある。人もいないため助けは求めれないようだ。だが、こんな大きな船、よく見つからないなぁ。と思っていた。
やっと立ち止まった彼らへ質問を問い掛ける。
「あ、あのっ…どうして、私をここへ…？
そして、み、みなさんは誰なんですか…？」
と質問を何個か投げられる。当たり前だ、誰かもわからない人にこんなところへ連れてこられたのだから。疑問が浮かばない人なんているのだろうか。
もしかしたら、自分の命が危ういかもしれない。
と何かを察知した。
🌱 (プロフ) [2019年1月17日 0時] 5番目の返信
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