恋川のボード
メッセージ一覧
ちな (プロフ) [2016年1月12日 17時] 1番目の返信 [違反報告].
「おはよー」
万事屋の扉を開けて挨拶をすると、
いつもは新八くんの返事が
聞こえるはずなのに無くて。
代わりにいつもは聞こえるはずのない
幼なじみの声がした。
「今日は起きてんだ。」
「ああ。新八たちが居ないからな。」
苺牛乳片手に
結野アナの天気予報を見てる彼は
此方をピクリとも見ない。
そんな相変わらずな彼に、苦笑いを浮かべながら
冷蔵庫から食材を取り出す。
「…銀時は、彼女作らないの?」
「はー?俺は結野アナ一筋だ。」
なんとなく聞いたら、今度は此方を振り向いた。
お前こそ作らねえじゃん。と怠そうな瞳で
私を見つめてきた。
そんな彼に笑顔を浮かべて
「作らないよ。
私は定春一筋だもん。」
「みうらしいな。」
少し笑うとまた彼は
テレビへ視線を戻した。
2人で居るとおかしな気分になるのは
きっと気のせいなんだろう。
ちな (プロフ) [2016年2月10日 17時] 2番目の返信 [違反報告]何もすることも無い。
そんな現状はよくあることだけど
銀時と二人っきりは
何だか落ち着けない。
「ねーえ、銀時」
「あ?」
相変わらず振り返らない彼に
私は少し笑って
彼のふさふさの頭をクシャッと撫でてみた。
そんな行動を予測してなかったのか
驚いて私の方を向く。
やっと振り向かせられたことに
満足感を得ていると、
「…反則だっつの。」
「…顔、赤い」
余裕のなさそうな彼の表情に
首を傾げると、
この鈍感。
と私の額を人差し指で優しく押した。
そのまま、その手は
私の顎を持つと
銀時の唇と私の唇が触れた。
ほんの数秒間。
柔らかい唇に抵抗することもなく
いつの間にか離れた唇に
呆気を取られた。
「…え、え、え?」
「好きだバーカ」
ぶっきらぼうに伝えられたその言葉は
もっと私の体温をあげた。