kusareneko174のボード

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ボード失礼致します´`*
コメント頂いた切島くんの生誕祭番外編です(´˘`*)
癒波ちゃんがもし切島くんと付き合っていたら、という体で書きました´`*
読みたいと言って下さりありがとうございます!
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「鋭児郎、お誕生日おめでとう、」
照れくさいな、って思いながら手作りのケーキとプレゼントを渡すと、開いたドアの前でポカーンとしたまま固まっている本日誕生日の彼氏。
どうしよう…何かおかしかったのかな…
不安になってケーキとプレゼントを見るが特におかしな所はない…と思う。
彼女として趣味は把握してるつもりだし、この日の為に何度もケーキは練習した。
もしかして、誕生日に私の家になんて呼び出したから…?!そんなマイナスな思考をぐるぐる巡らせていると、突然フワッとした温もりに包まれた。
目の前には、溢れんばかりの赤、
壊れ物でも触るかのように抱き締めているその腕は、私の大好きな逞しい鋭児郎の腕で、思わず背中に手を回す。
「ありがとう、大好きだぁぁあ!」
「うわ、ちょ、まっ、」
ハートを振り撒きながら倒れ込んで来たので、耐えきれず後ろに倒れる。
鋭児郎の腕がクッションになったので全く痛くはなかったけれど。
「ケーキ、手作り?」
「うん」
「プレゼントも選んでくれたのか?」
「うん、鋭児郎が好きそうなのにしたんだけど…どう?」
選んだのは赤と黒の腕時計。
髪の毛の色によく映えて、やっぱり似合う
「ちょっと、泣いてるの?!」
「うぅ…だってよぉ…俺のために…」
男泣きだっ!と言い張る鋭児郎に、体制を立て直し、はいはいと頭を撫でる
そして一つ深呼吸をする。
「あ、のね、えいじろ、」
「ん?なんだ?」
まだズズっと鼻を啜っている鋭児郎の服の裾をキュッと掴む
さぁ…!言うんだ私…!さぁ…!
意を決して口を開いた
「きょ、今日、お母さん帰って来なくて、それで、」
きょとん、と目を見開いている鋭児郎に、恥ずかしさに耐え切れなくなり抱き着く。
「も、もう一つのプ、プレゼントは、私、とか言ったら、どうする…?」
うぉぉぉ…!恥ずかしっ…!なんだこれ…!
言ったことを少し後悔しつつ、何も言ってくれない鋭児郎を見上げると、ダバババーッとさっきとは比にならない程の涙を流した。
「えええっ、なんでそんな泣いてんの?!」
「おれ…今日、死ぬのかな…」
人生に一遍の悔いなし…とにこやかに昇天しかけた鋭児郎を必死で揺さぶる。
すると今度は勢い良くベッドに押し倒されて優しくキスをされた。
甘い、甘い、優しいキス。
「ね、鋭児郎、お誕生日おめでとう」
これからもよろしくね、と言うとあたりめぇだ!とギザギザの歯を見せて笑った。
その後の事は恥ずかしいので少々省かせて貰うが、とにかくこの世界に鋭児郎が生まれてくれた事に感謝していて、大好きだということだけは最後に伝えておこう。
鋭児郎、この世界に生まれてきてくれてありがとう。
これからもよろしくね。
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Twitter用だったので文と文の間が空いてなくて申し訳ないです(><)
お粗末様でございました!
これからも作品共々どうぞよろしくお願い致します(´˘`*)
akamaru

akamaru (プロフ) [2017年10月18日 21時] [固定リンク] スマホ [違反報告]
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