椿☆のボード
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SHINO (プロフ) [2014年7月2日 7時] [固定リンク] [違反報告・ブロック]SHINOです。お邪魔いたします。
まず、質問なのですが、どこの意味を説明したらよろしいでしょうか?
ページなどを、教えていただけると嬉しいです。
SHINO (プロフ) [2014年7月4日 5時] 2番目の返信 [違反報告・ブロック]1ページにすぎない。と言うプロローグでは、1ページだけでも、自分がいた事実を残して欲しかったのです。
ゼラニウムの花言葉のあたりの『偶然なんて、なんの意味もない』のところは自分に言い聞かせていたんだと思います。
そうすれば、別れが楽になるから。
一つ目の手紙の内容はほとんどが嘘で溢れてます。
きっと泣きながら書いた手紙なのだと思えてなりません。
『私の嘘を見破ってね』の所は、本当は心のどこかに見破って欲しいと思う気持ちがあったんです、きっと。
人間はそんなに強くないから。
あと、わかっていると思うのですが、人魚姫の部分は全て自分のことに重ねていたんです。
好きと一度も告げなかったのは、夢主が消えた後の仁王の傷を浅くするため。きっと仁王の好きを聞くたび、どれだけ心が荒んだのでしょうね。
暗号にのこしたのは、夢主は仁王が気づかないとわかっていたんです。
母が教えてしまいましたが。
やっと夢主の本当の気持ちが届いたのです。
ずっと言えなかった『すき』。
仁王はどれだけ、この言葉を待ちわびたのでしょうか。
夢主はどれだけ、この言葉を言いたかったでしょうか。
もうこの言葉だけで、充分だったんですよ。
二つ目の手紙を読まなかったのは、それも理由だったりします。
最後に質問にあった忘れる理由に、ついて。
夢主は自分を忘れて幸せになって欲しかったのです。
だけどそれは思い出を消すのではなく、思い出として、過去にして欲しかったのです。
それを、感じた仁王は、忘れると決めました。
どれだけ辛い選択だったのでしょう。
ですが深くまで考えると、仁王も限界だったのです。
いない人間をただひたすらに愛し続けるなんて辛くて辛くて仕方がないのです。
それも理由の一つだったのでしょう。
仁王が手紙を読まなかったのも、読んでしまえば自分が夢主を忘れられないと、知っていたからです。
好きで好きでたまらなくなって、思い出になんかできないからです。
だから、忘れたのです。
これから、長い時間をかけて仁王は夢主を忘れて行くかもしれません。
素敵な女性と結婚しているかも。
もしくは、ずっと忘れられずにいるのかも。
後を追って死んでしまうのかも。
色んな道はあるのでしょうが、夢主の願ったものは、仁王の幸せ。
夢主は、どんな気持ちでいたと思いますか?
何度も何度も、病院のベッドで、仁王の名前を呼び続けていたことでしょう。
会いたい、会いたい。
それをじっと押し殺して、辛かったはずです。
でもきっと夢主は後悔なんかしてないと思うんです。
好きと言っておけばよかった。とかそんな気持ちは皆無で。
ただ、幸せだった。
それだけだったのでしょう。
来世ではきっと。
2人に幸せが訪れて欲しいと願うばかりです。