試作
。。。 2018年11月18日 14時 /。。。 2018年10月18日 17時 /。。。 2018年8月13日 0時 /。。。 2018年6月10日 19時 /。。。 2018年5月20日 22時 /。。。 2018年5月4日 2時 /。。。 2018年4月15日 16時 /。。。 2018年1月2日 9時 /。。。 2018年1月1日 23時 /。。。 2017年8月26日 22時
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被苦人 (プロフ) [2018年6月10日 21時] 19番目の返信 [違反報告・ブロック]胸に大きな穴が空いているような気分だった。ただ、この感覚に合う言葉が見つからない。虚無感、とでも云っておこうか。
この気持ちは一体何が原因なのか、何に向けてなのか、それらの一切が判らなかった。
と、そんなことを考えていた。不意に意識が戻される。
「中也君、太宰君の捜索は進んでいるかね」
いつもの堂々とした立ち居振る舞いで、首領は俺に問うた。しかし、俺は首領の言葉の意味を理解出来ずにいた。
「だざい? そのような任務は仰せつかっていませんが…」
俺がそう云うと、首領は心底不思議そうな顔をした。
「一週間前に失踪した太宰君の捜索を君に任せただろう?」
「いえ、そのような任務は…あの、太宰とは一体誰でしょうか」
首領は眉根を寄せる。暫くの沈黙が流れた。
「君、本気で云っているのかい?」