筍べや
メッセージ一覧
「ヘーックショイ！！！」
ズズッと鼻をすする。
「あ"ー…クッソ寒い」
「お前さ、女じゃないだろ」
と呆れながら話しかけてくるのは赤ん坊の頃からの付き合いで、腐れ縁の夕陽。
「うるせー。こちとら風邪ひきかけとるんじゃ。それ以上喋ってみろ。てめぇの湯呑みン中に風邪菌大量に入れてやる」
「……はぁ」
とため息を一つついた。
「あ、そだ夕陽。」
「人には喋りかけんなっていったのに自分から話しかけていくスタンス」
「で、なに。」
「んー。…あのさ、団子もう一本追加していい？」
いやー、ここのあん団子めちゃめちゃ美味いのが悪い。
うん、久し振りにあったことだし奢らせよ
「だめ？」
ときくと夕陽は
「いいけど。でもその一本で終わりだからな」
と冷めた目で見てくる。
「ゴチになりまーす」
と言って団子とお茶をお代わりした。
美味すぎた。
量産型華子 (プロフ) [2019年1月4日 21時] 6番目の返信
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「食い過ぎた…ｳｯ」
腹を押さえながら呻くと夕陽は
「言わんこっちゃねぇな。だからせめて二本くらいにしとけっていったんだよ、豚女」
と鼻で笑いやがった
てか最後の暴言！！精神に響いた！！
「…もう、帰る。」
拗ねたフリをした私は向きをかえ、松下村塾に帰ろうとすると、夕陽が焦ったように声をかけてくる
「そんな怒んなよ～…俺が悪かったから！また、何でも奢ってやるから！なっ？ほら、これで解決！」
私は向きをくるりとかえ、夕陽のほうへと突進する
「今のセリフ、忘れんなよ？今、なんでも奢るっていったよね？ね？」
「あっ、…てめ、はめやがったな！」
「別にはめてません～」
「あっかんべーだ！」
と言いながら走っていくと夕陽も追いかけてくる。
「待てー！今日という今日は許さねぇよ！」
「その今日という今日まで騙されてた間抜け君はどこのどいつかな～」
と言うと、言葉を詰まらせる夕陽。
夕陽といるのはこれだから楽しいんだ。
こいつといると子供のときに戻れたみたいな感覚になる。
実際に童心に戻ってるのかも。
まぁ、いいや！楽しいから
ずっと、こんな何でもない日が続きますように…
量産型華子 (プロフ) [2019年1月4日 21時] 7番目の返信
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