東西徒然学生戦争
メッセージ一覧
ぱたぱた と鞄を抱えて学校へと向かう 。 さっき昇降口を出たばかりというのに引き返しているのは忘れ物をしたわけでも 、用事を忘れていたわけでもない 。仲間と呼んでもいい 、 西の生徒が話していた内容をたまたま聞いてしまったからだ 。苛立ちが収まらずに眉を寄せながら向かうは 、 首領がいるであろう屋上 。こんな寒いのに屋外に出るとはさすが馬鹿がすること 。 首に巻いてあるﾏﾌﾗｰで口元を隠しながら 、持ち前の運動神経を生かして駆けていく 。
ﾊﾞﾝ ｯ と大きな音を立てて屋上の扉を開け放つ時には 、 多少息が乱れていた 。 運動神経と体力は別物というのがわかった 。息を整えながらいつも彼がいる場所へとを進めながら口を開く 。
「 ｸｿ首領 、 御前また勝手に戦争起こしただろう ｯ !! 」
顔を上げ 、 睨むもそこにはお目当ての人物は見当たらずに 刻まれた眉間の皺は濃くなる一方 。戦争をすること自体には文句はない 。 だが 、 問題なのは敵を前にして呼び付けた仲間をおいてけぼりにして自分は帰ったということだ 。その話を聞いた時 、 呆れが勝り思わず胃薬でも買いに行こうかと考えたくらいだ 。まぁ いないのなら仕方ない 、 明日にでも言おう .. そうため息混じりに呟いて帰ろうと踵を返す 。 すると 、 背後に誰かの気配がした 。 油断した 、 なんて思いながら警戒してｶｯﾀｰの入っているﾌﾞﾚｻﾞｰに手を伸ばす 。
壱 (プロフ) [2016年12月4日 20時] 2番目の返信
[違反報告]
「なに怒ってんの緑道ちゃーん」
後ろから伸し掛るように抱きつき、勝手にカッターを取り上げる。
へぇこんなん使ってんの？女の子だよね正気？とわざとらしく心配するようにため息をついた。
まぁ帰ったというのは確かに事実だがこちらにも理由がある。まぁその理由というのは祖母の愛犬である"抹茶,"の散歩の時間だったから。
ここでは祖母のことを敬意を込めて御婆様とでも呼んでおこう。いやけしてふざけているわけではない。
彼は怖いもの知らずとして通っているが、鬼の形相を浮かべる祖母はわりと冗談抜きで怖い。プラス怖い怖い御婆様の愛犬の散歩を忘れるなど自殺行為に匹敵する。
「そんな怒ってるとせっかくの可愛い顔が台無しだよ？」
ぱちん、と慣れた調子でウインクをして人懐っこい笑みを浮かべる。
ついでに胸もちっちゃいままだぞっ☆ととんでもない地雷を踏んでおきながら。
よっぽど死にたいらしいこのお馬鹿は。
まぁこれでも一応首領なのである。
夕 (プロフ) [2016年12月4日 21時] 3番目の返信
[違反報告]
取り出そうとした瞬間重くなった身体 、否 背中と言った方がいい 。ｶｯﾀｰを取り上げられ 、 耳に入った今一番会いたかった人物も声 。
余計なお世話だよ 、 とわざとらしいため息をつく相手を睨む 。つか 重い 、 首辺りにある相手の腕をどけながら脱出する 。さっきの体制は邪魔としか言いようがない 。しかし 、 自分の怒鳴り声を聞いてもなお このように馬鹿を出来るというのはある種の才能ではないか ? なんて呆れを通り越した諦めに似た感情を抱いてしまう 。
「 確かに御祖母さん怒ったら怖そうだけどさ .. 」
こんな曖昧な口調になってしまうのは一度や二度会ったことある相手の祖母に怒られたことがないから 。 でも 、 人を見た目で判断してはいけないというが 見た目からして気難しい性格なのはわかる 。だからといって 、 敵前逃亡が許される訳では無い 。 昔本で読んだ新選組にも局中法度で書いてあったのを思い出す 。
「 あ ｧ ? 」
可愛い顔 、 その言葉は彼に無視したは次の相手の言葉は思わず反応してしまう 。 貧乳で悪かったな 、 と怒気を込めて言い放ち 相手の顔目掛けて回し蹴りを繰り出す 。
壱 (プロフ) [2016年12月4日 21時] 4番目の返信
[違反報告]
「いやマジうちの婆ちゃん怖いぜ」
ぶるっ、と身震いし小さくため息をつく。あの般若のような顔はもう二度と見たくない。まだ幼かった頃、両親虐待で捕まった。その時ですら彼の祖母は凛とした表情で、"男が泣くな,"と言ったのである。そのおかげがこうも図太い神経で育ったわけだが。
母は17で自分を産み、碌でもない男と結婚した。結果薬厨アル厨虐待など最悪のスペックをもったのだ。
母が現在34ならば、祖母と言えどまだわかい。確か55歳だっただろうか。
現役どころか元気過ぎて困っている。
そんなことを考えながら顔を上げれば彼女の長い足が眼前に飛んでくる。
あ、パンツ見えたラッキー。そう口に出すや否や反応が遅れ思い切り顔面にクリーンヒット。
「痛い！！暴力反対！！！」
思わず蹲り涙目になりながら痛む顔を抑える。
夕 (プロフ) [2016年12月4日 21時] 5番目の返信
[違反報告]
彼がここまでいうとは 、 相当なほどの怖さなのだろう 。でも 、 そんなお祖母さんは彼にとってかけがえのない存在なんだと勝手に思ってしまう 。
私は貧乏で 、 酒が好きな父親に育てられたが . 目に見えるほどの愛を貰った 。 ﾐﾄﾞﾘ 父さんの好きな色であり 、 私の大好きな色 。自然と手は染めてある髪へと伸び 、頬が緩んでいく 。ﾌｧｻﾞｺﾝ ? 悪いか 。
「 死ね ｯ !! 」
下着のことなど気にせず 、 怒り任せに蹴ったため注意を払わなかった 。 ま ｧ 、 一応ﾀｲﾂも履いていたことだしもろには見えていないだろう 。蹲る相手を軽く踏みながら 、 見下すように睨みつける 。
目の前 、 否 真下の相手はどうしてここまで人を怒らせるのが得意なのだろうか 。大袈裟にため息を吐きながら 、 蹲っていることをいいことにｶｯﾀｰを奪い返す 。
壱 (プロフ) [2016年12月4日 22時] 6番目の返信
[違反報告]
「やだ生きる！！」
確かに彼は不死身のようになかなか倒れない。生に執着があるのか少々ムッとした表情で立ち上がる。
あ、そうそう、と思い出したように笑い彼女の髪に軽く触れた。
「俺赤だけどメッシュおソロだねー」
わざと相手が気にしているであろうことを言う。蹴られたというのにまったく懲りていない。
彼の人の地雷を踏み荒らす性格が、きっと戦争をおこしたのだろう。結局当の本人は帰ってしまったが。
そして彼女に背を向け、屋上の階段を下っていく。この飄々とした性格は、相手の神経を逆撫でする。
つくづく恨まれそうな男だ。
いつか後ろからナイフでグサリと刺されてしまいそうだが、彼は仲間を信頼している。自分に怪我をさせる前に仲間達にやられてしまうだろう。西は実力者しかいないのだから。
夕 (プロフ) [2016年12月4日 22時] 7番目の返信
[違反報告]
生きる 、 と少し決意めいた言い方をする彼に対して苦笑を浮かべる 。本気で死んでほしいわけないから .. なんて心で呟きながら髪から手を離す 。
軽く髪に触れてくる彼を睨み 、 お揃い なんて馬鹿みたいなことを口にするので手を叩き落とす 。「 そんなのがお揃いだったら 、 透夏だってお揃いになるよ 」 と 少し嫌味を込めた言い方をする 。
背中を見せ 、 階段を降りていく相手は熟憎たらしい 。いつか刺してやろうか 、 なんて考えも思いつくが自分が刺すのは違う奴等になりそうだ 。あんなちゃらんぽらんでも一応こっちの大事な首領 。それを守るのも副首領の役目なのではないだろうか 。彼の背中が見えなくなったところで 、 いても仕方ない屋上の扉を閉め階段を降りていく 。
壱 (プロフ) [2016年12月6日 7時] 8番目の返信
[違反報告]
"焼きそばパン買ってこいよオルァ,"と典型的なパシリ方をしている輩を退かせる。因みに自分はコロッケパン派である。そしてどうせパシるならパックの苺みるくも買ってきてほしい。
そうくだらないことを、考えながら、案の定そこらにいた自分の取り巻きに買いに行かせた。グズの極みだ。
放課後ということで生徒は残っていないかと思いきや、なんとまぁ意外と真面目な生徒がいるもので、勉強に勤しんでいた。
当の彼は全くやる気はなく、家で勉強した方が覚えられるのか早々に帰り支度をしている。
幸運をもたらすギャンブルの女神に憑かれた赤色を背負い、リズム良くたったった、と音を立たせながら小走りに昇降口へ向かう。
もちろん先ほどパシって買ってこさせた苺みるくを飲みながら。ほぼ毎日のように飲んでいるがそれでも太らないのは体質なのか毎日運動というなのペットの散歩で扱かれているからなのだろうか。
いつものようにチャラいというかゴツいスニーカーを履き、正門へと歩いていった。
夕 (プロフ) [2016年12月6日 16時] 9番目の返信
[違反報告]
すれ違う殆どの人は緩い校則のせいで大きく着崩した制服 。一見近寄り難い雰囲気で 、 馬鹿 なんて言葉が似合う連中だが そこらの奴等よりも数段頭が良いのは事実だ 。白 のﾌﾞﾚｻﾞｰなんて趣味が悪い 、 なんて思いながらも白は他の色が目立つから嫌いではない 。
髪が後ろに流れる 。不機嫌を丸出しにした数人の連中が歩いていったから 。何をしていたか 、 軽く想像はつくが関わるつもりは毛頭ない 。
正門を出たところで 、 さっきまで一緒にいた後ろ姿に気付いた。遅くない ? とのろのろと歩いていくその人物に対して疑問を抱くが 、 話しかける気は無い 。そして 、 彼が遅いのではなく自分が速いということに気づくことは無かった 。
壱 (プロフ) [2016年12月7日 7時] 10番目の返信
[違反報告]