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「そうか…お前サッカー部だったっけ?」頭を搔く
「そん通りですほなわしはお先に」朝と昼は作っときましたでぇ、と言うと荷物を持ち、手を振る。
「おう、気をつけて行ってこいよー」ひらひらと手を振り返す
先に家を出ていく。
ふう、と息を吐き出して支度を始める
「おはようさーん」適当に挨拶し、ふと、とある後輩の心情に目を止める。あまり、良いとは言えない。
さっさと支度をして朝食を食べると、浅葱も学校に向かう
首を捻りながらも部活をこなし、授業をこなしていく。
いつも通り仕事をこなす
放課後になり、またその後輩と顔を合わせる。Domということは知っているのだが、本能的には満たされているため何も感じない。それでも、自主練まで共にこなした彼には声を掛けてみる。「理央? 今日、なんやわしのこと見とったけど……なんかあるんか?」
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