Cendrillon en enfer

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(出会い目的の書込は法律で罰せられます→ルール)

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上を見ても下を見ても赤黒い世界を歩きながら周囲を見回し、時折手元の地図に目線を落とす。
この金髪赤眼の女性は悪人がタヒ後に向かうとされる世界___いわゆる地獄というところで家事代行サービスを行なっている悪魔、オルヴェージュ。今日はかのヴォックステック・コーポレーションの社長、ヴォックスからの依頼により、普段は滅多に立ち寄らないエンターテイメント地区に来ているのだ。
Vタワーってかなり高い建物だから目立つけど、あまり知らない場所だからしっかり確認しておかないと…
街中に漂う、血や何かが腐ったような悪臭に顔色ひとつ変えず、金髪赤眼の悪魔は鞄を持ち直して再び歩き出す。途中で声をかけられたりなどのトラブルはあったものの、何とか約束の時間までにVタワーの入り口に到着することができた。
…ヴォックスさんってテレビでしか見たことがないけど、どんな方なのかしら…緊張するわ…

3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信 (プロフ) [5月13日 1時] 1番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]


すると突然、バチバチッ──と電流が走ったかのような音が彼女の背後で鳴った。正確に言えば彼女の背後に位置している監視カメラである。テレビのSEであるような典型的な音と共に、その監視カメラとその付近が青白く光った。
そして次の瞬間には、上級悪魔の一人であるヴォックスが姿を現していたのだった。

苺医 (プロフ) [5月13日 9時] 2番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

突然バチバチッという音と共に背後から何かが光ったのを感じ、即座に振り返る。そこには今日の依頼主であり、この地獄の上級悪魔の1人であるヴォックスが立っていた。
この方があのヴォックスさん…上級悪魔というだけあってオーラがすごい…って、そんなことよりご挨拶…!
「こんにちは、本日家事代行を担当させていただくオルヴェージュです」
なるべく平静を装いながら、自己紹介をしつつ握手しようと手を差し出す。

3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信 (プロフ) [5月13日 10時] 3番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]


ヴォックスはオルヴェージュの爪先に視線を落とし、ゆっくりと上まで滑らせ、次に差し出された手に向けた。
「 オルヴェージュか─、良い名前だな。私はヴォックスだ。……いやすまない、君が心配でつい見に来てしまった。私が言うのもなんだが、このタワーはかなり広いだろう? 」
そう高く聳え立つタワーを見上げるようにしてから優しく握手に応えた。彼の手がオルヴェージュの手に触れ、そして緩く力が込められる。
それと同時に二人の姿が青い電光となってその場から消えてしまった。他人をも巻き込むことができるヴォックスの転移魔法である。

苺医 (プロフ) [5月13日 13時] 4番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

足元から手元へと流れていく視線に冷たい汗が出そうになったが、落ち着いた声が聞こえてくると同時に心の中でホッと安心する。良かった、何か無礼を働いてしまったのかと思ったわ…
「わざわざありがとうございます。確かに、私1人だと迷子に___」
握手された己の手に力を込め返そうとした次の瞬間、視界全体が青白く光り周りの風景がガラリと変わった。目の前に依頼人がいるというにも関わらず、突然の出来事に驚きを隠しきれなかった。
「…べ、便利な能力ですね…」
さすが上級悪魔…すごすぎて逆に言葉が上手く出てこないわ…

3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信 (プロフ) [5月13日 21時] 5番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]
(C) COMMU