シルクさん、ここです!
(ここが……)魔道具を取り扱っているという話の店の前にたった。(普通の人間なんだけど……いいはず)……店の扉を開いた。
私が魔道具の整理をしていると1人お客様が来たようだ……どうしよ……怖いな「………いらっしゃいませ」奥の扉から顔を半分だけだし相手をうかがう
「…。どうも…。」店員は一人のようだ。此方のことをうかがっているようで、怖がられているのか。(まあ、仕方ないよな。こんな外見だし、愛想ないし。)取り敢えず足を進めた。そして、声をかけた。「…オススメの魔道具、ありますか。」
「ひゃぅ………どのような……魔道具を… お探しですか?」近づかれて変な声が出る(オススメかぁ……何系だろ……)
「……夢のある感じの。 …………子ども達の絵本のネタだ。」ああダメだ。いかにも怖がってんじゃないか。……もっと優しく、出来ないものか……。
「……絵本の……ネタですか?」少し意外だったまさか絵本という単語が出るとはどうしよう……うーん「だったら……えっと……鍵…… エデンの鍵とか………です」
「エデンの鍵……か……。」意外そうな顔。……まあ、こんな無愛想が絵本、なんて笑える。しかし、エデンの鍵、か。「それは、どんなもので?」
「……夢……過去に連れてく……が普通の使い方 ……だけど本当は……願いを溜めて…… 叶えるもの……いい事をすれば溜まる……」悪い人には使えないようにしなきゃまぁ……そんなに悪そうな人じゃないみたいだし……でも絵本なんかずっと読んでないや今度読もう
「へぇー……、教育上の問題も無さそうだな。」良いことをすればいい。いかにも子どもの教育にいい。出版してからのクレームもそう無さそうだ。ついでにワルガキも、いいこになるかもしれない。……ちょうどいい。「……これ、いくら?」
「お金は……いいです……ので………… 絵本を……今度見せてください…… 駄目でしょうか?」絵本を久しぶりに読みたくなった別に生活費には困ってないしお金なんかよりも絵本の方が価値がある
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