幸せの国のアリス

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花助 (プロフ) [2019年5月12日 13時] [固定リンク] PCから [違反報告]

忠誠を誓う。忠義とは、何よりも裏切ってはならないものである。
そんな事は言われずとも分かっているのであるとランスロは一冊の本を自室の机へ放って巡回へ戻った。
幸せの国になってからこの国は大きく変わった。薔薇もなんだか前よりも誇らしく咲いている様な気がするし、雰囲気も柔らかになっている。ついつい笑みを深めると、頭を振って意識を逸らした。まずは巡回が先であろう、と。
「今日は誰が城に見えるだろうか…」
とは言え、こんな事を言ってしまうのは仕方が無い。ここは幸せの国なのだから。意識を逸らしたと言うのに、ランスロの頭はもうそれだった。

【何方でもどうぞ!】

花助 (プロフ) [2019年5月12日 13時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

げっと声が出てしまうそうになる。
生真面目、とまではいかないがそこそこそれに近いランスロは双子の片割れを見ただけでもやれやれと思ってしまうのであった。善意しかない彼らには申し訳ないが、疲れてしまう。
「業務中なので」
にこりと、会釈をしてからそう言った。嘘は言っていない。

花助 (プロフ) [2019年6月1日 23時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

「アリス達を探すと良いでしょう。この時間ならばきっとお茶会はまだ始まっていませんよ」
胸へ手を添え、紳士的に答える。まだお茶会の時間には程遠く、今行けばまだ間に合うであろうと思ったのである。
「おや、良いのですか?ありがとう」
数度目を瞬かせた後にそれを受け取った。どこがどうスペシャルなのかは分かりかねるが、受け取らない程薄情ではなかった。

花助 (プロフ) [2019年6月2日 9時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

「職務を投げ出すわけにはいきませんから」
これを生きがいとしているランスロにとって、仕事が大変だとか、そうではないとかは全く関係ないのである。糸のように結ばれた目は感情を読み取らせることを許さずに、ただ口元は孤を描き続ける。
「気にせずに。城の警備が手薄になってはいけませんから」

花助 (プロフ) [2019年6月2日 13時] 4番目の返信 PCから [違反報告]
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