好日
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外はすっかり暗くなった、居酒屋の一室。
狐塚組の組員の男達はいくつかある長机の周りをそれぞれが囲い、ガヤガヤと食事と会話を楽しんでいた。
この組の坊ちゃんである狐塚穣は、子分ではなく組長や彼の舎弟、幹部など組の上位層が集まる長机で、その切り長の目を細め独りオレンジジュースを飲んでいた。
(暇だ)
幹部たちはさっきから親父にばかり構っているし、子分達に絡みに行ったら明らかな壁を作られて話していても全く楽しくなかった。帰るか今ココで畳で寝転がってそのまま寝てしまいたいが、そうすると親父の怒号が鳴り響くのは分かりきっているから乾杯のとき用に頼んだビールには手も触れず、机上に並んだつまみをパクパクと食べ進める。
田 (プロフ) [10月11日 19時] 1番目の返信
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「 あ゙〜っ! これだ、 これ。 この一杯のために生きてンだ、 俺ァ…… 」
ドンッ――と叩きつけるようにしてテーブルにジョッキを置くと、 フワフワとした心地のよい感覚に目を伏せる。 やはり、 ひと仕事終えた後に飲む酒に勝るモノはない。
悪酔いしたらしい組員のひとりがビニール袋片手にえずく姿を横目に、 誰が頼んだのかは知らない枝豆を口へ放りこんでいると、 ふと視界のはしに賑やかな場に似合わない、 つまらなさげな顔をした青年が映った。
「 ……わ〜かッ、 どうかしました?
えらく退屈そうですけど 」
ズリ、 ズリと膝をすって青年に近づくと、 その顔を覗きこむようにして問いかける。
(プロフ) [10月12日 0時] 2番目の返信
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