夏の記憶。

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ラプス・リュカオンの夏の記憶。
季節を問わずもみ消しの依頼は来る。暇な時間が欲しいが、仕事を持ってくるのが上司のため断れない。ああ、コイツを殺してやりたい。
それでも、結局は言われた通り大人しく仕事をこなす。
その日のノルマを終えて、気分転換も兼ねて歩くと夏祭りが開かれていた。
賑わう人々の声。揺れる提灯。屋台から漂う美味しい匂い。完全にとけ込める日など決して来ないと理解ていても、束の間和む自分がいる。
いつの間にか時間は過ぎて、天灯が流れ出した。幻想的な光景に心奪われる。
「……あぁ、こんな記憶なら消さなくてもいい……」
そう呟いたような、呟かなかったような。
こんな感じですかね。

藤猫 (プロフ) [2018年8月24日 21時] [固定リンク] PCから [違反報告]
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