今、考えてること。
メッセージ一覧
受験生であるあなたは【英語】と書かれた冊子を手に取って開く。
ぎっしりと並べられた文字の羅列が眼前に確かな圧迫感を持って現れる。
大小様々な文字達は受験生を嘲笑うかのように、いたぶる事に愉悦を感じているかのように、次から次へと問を投げかける。
何度も。何度も。何度も。
理解し得ない言語で受験生にその文字の羅列は読むことを強いる。
目を逸らしてはいけない、否、逸らせない。
逃げ出してはいけない、否、逃げられない。
精神はこのおぞましい状況から逃げ出そうと、必死であなたの瞼を閉ざそうとするだろう。
しかし、瞼を閉じればそれは即ち、点数の死を意味する。
手に持っているシャープペンシルの芯が呆気なく折れる。
しかしあなたは依然その文字を書き続ける。
答えなど何もわからない。何も。何も。何も。
文字の並びも言葉の順序も羅列の意味すら脳が理解を拒むかのように、何一つ理解し得ない。
それでもあなたは文字を書き続ける。芯が折れても。その手や指が、頭が、痛み始めても尚。
答案が静かに嘲笑う。
そうだ、お前は間違えたのだ、と。
時間と、精神と、体力と、お前自身の費やしたものを全て無駄にしたのだと。
……そんな点数を目にしてしまった受験生は1d3/1d10のSAN値チェックです。
カシス (プロフ) [2019年4月20日 21時] 8番目の返信
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