かっぷめろん

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もう、何もかも嫌になった。

こんな穢れた世界。誰1人無視をする人たち。「お前のためだから」と言って暴力を振るう両親。いやらしい目で見てきて 手を出す教師。簡単に裏切る友達。
なんて、汚いのだろうか。なんて、醜いのだろうか。どうして、私だったのか。

だけどそんな中突如現れた君は、私の中の太陽だった。
透き通るようなつやらかな髪、宝石のように眩く光る瞳、雪の結晶のように儚く 美しい肌、心が落ち着く音色の声。
「私ね、__って言うの。よろしくね」
「いつでも相談のるから!無理しないでね……」
「心配だよ、貴方のこと」
君は 私のどん底に落ちた心を取り戻してくれた。少しずつ、少しずつ……私の心に温かい火が灯る。それは私を包み込むような優しいものだった。
まるで……いや、貴方は私の救世主。
そんな貴方に好意を持つなんて、一瞬のことだった。

なんて、私は汚い生き物なのだろうか。なんて、私は醜い生き物なのだろうか。どうして、貴方を好きになってしまったのだろうか。
同性を愛する気持ちを持つ私は、まるでケダモノだ。普通は、男の子を好きにならないといけないのに。
そう思えば思うほど、貴方に心が近づいていった。
後戻りなんて、出来ないほど。貴方に酔いしれていた。

「驚くかもしれないけど……私、貴方のことが好き」
「えっ!どうしたの急に」
ある日、勇気を出してそう告白した 放課後
教室はうざいほど眩しい夕日に照らされていた。教室には2人の影が立っていた。
告白すると貴方は、笑いながら返事をしてくれた。
どうやら……私のこの「好き」を、友達として、だと思っているみたいで。
そのことを勝手に悟った私の心には、スッと優しく棘が刺さった。
「ふふ、 私も好きだよ?」
目を細めて微笑む君。この笑顔を何度守りたいと思ったことか。そして、何度私をこの好意から苦しませたか。なんて、罪な笑顔なのだろう。
「違うの!……あ、違くは、ないけど……。
……貴方を、恋愛的な目で見ているって言うこと。好意なんだよ」
そう吐くように言い放つと、君は一瞬目を見開いた。当たり前だ。気持ち悪いよ、私なんて。
だけどその驚いたような顔も、次第に微笑みの顔へと変わった。今度は私が驚かされる番だ。「……気持ち悪いのに。どうして、微笑むの……?」
そう訊けば、今度は つぶらな目の端から 小さな水が溢れた。泣いているの……?
涙はそのまま頬を伝って、顎へと流れる。
そして____
「っ、私も好きだよ!__を、恋愛的な目で!好意だよ!」
その涙がチェックのスカートに落ちて染みたとき、君は確かにそう言った。

「恋愛的な目で」。「好意」。
…………あぁ、なんて貴方は、罪な人なの。そう罪な笑顔を見せてくるの。

ずるいよ。
だけど__恋が実ったし、良しとしようか__。

fin.

かっぷめろんちゃん (プロフ) [2023年3月23日 18時] 1番目の返信 スマホ [違反報告]

うわあああ、、、、
もっと書きたかったけど思ったより長くなってしまった、、、語彙力死んでる

かっぷめろんちゃん (プロフ) [2023年3月23日 18時] 2番目の返信 スマホ [違反報告]

!!!!!!!!!!!好きです………これ小説出したらめっちゃ愛読しますよ私…
主人公の気持ちに寄り添って読めるのがすごく素敵です!!語彙力は多分死んだふりをしてるだけだと思います!(?)
長々と感想を書いてしまってすみませんでした、書き込みありがとうございました!

箸レーゼ (プロフ) [2023年3月23日 21時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

わわ……ありがたいお言葉ありがとうございます> < めちゃめちゃ嬉しいです!
本当は心中エンドにしようと思ってたのですが 2人が眩しすぎて出来ませんでした、、()
こちらこそご丁寧に感想 本当にありがとうございました!!!

かっぷめろんちゃん (プロフ) [2023年3月24日 8時] 4番目の返信 スマホ [違反報告]
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