麦御飯のボード

麦御飯のプロフィール | 発言 (麦御飯の最後の書き込み: 「初めまして、リンゴパ...」 @リンゴパイのボード [2019年3月22日 19時] )
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メッセージ一覧

ボードへ失礼します。
かなり前にリクエスト頂きましたk,kです。
吸血鬼姿の夢主を、ということでしたが作品の方が削除されていて読むことができませんでした。申し訳ございません。ですので、お酒に弱いという設定から私が独断で考え描きました…気に入らなければまた描き直しますのでご承知おきください。
http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/2/6/1264e16f1c48c041174fdeb600c13483.jpg

k,k (プロフ) [2019年5月8日 23時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]

【注意】もう捏造しかない
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お元気ですか。僕は新しい土地で、新しい人たちに囲まれながら仕事をしています。こちらから見える夜景にきらめいているのは、星々ではなくでっかい建物の光です。都会はやっぱりすごいところでした。それではまた。 賢治
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「それだけ、か」
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わたしはさすがに気落ちして、軽く息を吐いた。別に好きだとか会いたいだとか甘ったるい言葉が欲しかったわけではないけれど、久しぶりの手紙だったから、色々と期待しすぎた。そうだ、彼はこちらにいるときでもこんなふうに、やさしくて鈍感なひとだったじゃないか。
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それに───私は賢治の底抜けにあどけない笑みを思い浮かべる。
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……そんなこと思いたかないけど。
きっと、いっちょまえに賢治のことを意識しちゃってるのなんて、わたしだけだ。
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この狭い村には、健康で文化的な最低限度の生活を営むための設備すらろくに整っていない。
例を挙げればきりがない。病院がない(ん? そんなもん、牛のこと診てくれるミツ爺がいるんだから十分だけろ)、コンビニがない(無人野菜販売でこと足りるっちゃ)、道路すらない(ひとの歩みと歩みで繋がる絆。それを大切にするのがおらたちのイーハトーヴォ村や!)。
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そんな中で、同じ年同じ時間に生まれたわたしと宮沢賢治は、当然のように素っ裸でミツ爺の腕に抱き上げられるところから人生を始めた。この時点でまず情緒もくそもない。普通、同じ時間に産まれた男女とかいったらなにかこう、ときめくものがあるものなのに。
それを!! 何が楽しくてしわしわのじーちゃんにハダカで抱かれるところからスタートしなきゃいけない!!
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それでも、わたしたちは一応すくすくと育ち、そしてある頃に、賢治に異能力があることが分かった。賢治の異能が初めて発動したとき、側にいたのはわたしだった。
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「うぅん、開かない」当時、まだ弱い握力しかなかったわたしは、家の戸棚にある干し芋の缶を開けようとしてうんうんうなっていた。すると、そこに賢治がやってきて、ひょい、と私の持っていた缶を取りあげ、「僕が開けるよ」と笑ったのだ。
わたしは突然の賢治の登場に少しびっくりしながら、賢治の掌中にある缶をわくわくと見守った。
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すると、まるで、この間読んだ童話のように、彼からたんぽぽ色の光がぶわりとあふれたのだ。圧倒的な驚き。───何、これ。まるで魔法みたいな。
しかしそれに反して、結果は全くドリーミーではなかった。
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ばき、……ばぎばきぐしゅ……!
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この世の終わりのような恐ろしい破壊音と共に、金属製の缶はあっけなく潰され、干し芋がばらばらと虚空を舞った。
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「え、……」
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あまりに驚きすぎて、しばらくの間、わたしも賢治も何一つ意味のある言葉を発することができなかった。あれは、一体、何だったのだ?
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それから少しして大人たちが駆けつけてきた。しかし、わたしと賢治に何ごともなかったと知るや、ほっと息を吐いてめいめいの仕事に戻っていった。わたしと賢治はたった今起こったことを大人たちに言わなかった。たしかに今起こったことは恐かった、しかし、
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「す……すごいよ賢治くん! 魔法みたいだった、きらきらして!」わたしの脳にはあのたんぽぽ色の光が何度もフラッシュバックしていた。
「こわいって、思わないの?」賢治は首を傾げて訊いてきたが、当時のわたしが返す答えは一択だった。
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「こわいなんて思うほうがどうかしてる! ねえねえ賢治くん、この魔法はふたりだけの秘密ね!」
「……魔法。ありがとう、(名前)ちゃん」
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そう言って微笑んだ賢治の姿に、その声に、私の胸はどきんと音を立てた。マセガキとでもなんとでも言え。
甘酸っぱい気持ちに胸が慣れなくて、「……ね、賢治くん干し芋食べよ」と無理やり干し芋を飲み込んだ。「それ、温めたほうがおいしいんだよ」という賢治の声に、盛大にむせつつも。

スイ (プロフ) [2019年3月17日 21時] 15番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

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それから何年も経って知ったのは、異能力はときに恐ろしい力、畏怖すべき力として捉えられることがある、ということだ。おそらく、当時の賢治も、自分の(ruby:異能力:ちから)を発現させた時点で、それがただの腕力ではなく、異能力なるものだということを悟っていたのだろう。そして、それが他人の目にどう映るのかも。だからこそ、わたしが素直な感想を述べたとき、彼はあんなにも嬉しそうにしたのだ。
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他の人とは違う『魔法』を持つ賢治は、他にかがやくものなど星しかないこの村では、直視できないくらいに眩しかった。
だから、賢治が都会の遠いまちに行くと知ったときも「……へえ、そうなんだ。じゃあね」なんていう冷たい返事しかできなかった。本当はうらやましくて眩しくて目を見られなかっただけなのに、わざとクールぶってあさってのほうを向いている、というポーズを取った。もう忘れようかと思った。
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でも、こうして賢治は毎月毎月律儀に手紙を送ってくる。
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ふと、思った。
あのときわたしを恋に落とした『魔法』は、賢治の異能力じゃなく、もっと別の、根本的ななにかなんじゃないか、と。
ならば、わたしにもその魔法が使えると、そう思ってもいいだろうか?
なかなか意識してくれない幼なじみを憎むんじゃなくて、幼なじみがわたしに意識してくれるような言葉を紡ごう。ロマンチックにならないイナカを恨むんじゃなくて、ロマンチックを造り出そう。
ずっとずっと返信が気後れしてできなかったけれど、賢治に手紙を送るのだ。とびきりの魔法をかけて。
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甘ったるい言葉を渡すのは、わたしからでいい。手紙の書き出しはこうだ───
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『都会のビルの光よりも、田舎の星々の光よりも、なによりもきらめくあなたがだいすきです』
(right:Fin.)

スイ (プロフ) [2019年3月17日 21時] 16番目の返信 PCから [違反報告・ブロック]

お、お邪魔いたします…。麦茶と申します。
つい最近(5/14)まで麦御飯で活動していたのですが、ある日占ツクを訪れると「ログインされていません」とエラーが発生しており……自分なりに手は尽くしたものの、麦御飯に戻ることが出来なかったため再度新しくログインしました。
「いきなり何言ってるんだコイツは……成りすましか?」
と、きっとこのコメントを読んで鉤樟さんに警戒心を抱かせてしまってるのだろうと私は思っています。…その上、まだ麦茶として作品を仕上げていない事もあるので、それも重なって鉤樟さんにマイナスな気持ちにさせてしまってるかもしれない…。本当に、申し訳ないです。ごめんなさい。
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随分と久しぶりに送ったコメントの冒頭が気分を下げる内容だったこともあり、ここでちょっとした言い訳を許してください。
本当は4月中に返信するはずだったんです!しかしそれができなかった!!なぜか?あの大型ゴールデンウィークの影響で色々な目に遭い、麦茶のお豆腐メンタルがぱないことになったから!!(※残念ながら詳しくは言えないのですが、麦茶は連休時ほど忙しくなる人間。)ぐわあああ許すまじ大型連休ぅうう。
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昨日になってようやっと少し落ち着いたので、近況報告を。鉤樟さんとの合作に入れる短編は三月頃より手を付けてるのですが……まだ、出来上がっていないです…(°°;)
ポオさんお相手のものなのですが、自分でもちょっと遅すぎだろ…と冷や汗かいてたりしています。
というより、ポオさんお相手の夢主が三人くらい出来てしまっててどれで書けばよいのかやや困りかけてます。ウヒャー(^∇^)
・幼馴染み主
・メイド主
・ポオさんの正体知らない赤の他人主
原作のポオさんの良さをどうにか残しつつ、それぞれのルート夢主を頭の中で展開しているのですが、ギャグっぽさも入ったりしてるので果たしてどれがよいのか…笑。まあ、なんとか頑張ります!笑
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あ!あと、女性キャラとの短編は男主でも女主でもどちらでもOKでしょうか?幸田文ちゃんと同学年の男主のお話なんて作ってみたら面白くなるかなあ、と一人で少しニヤニヤしてしまいましたので笑。

形代 (プロフ) [2019年5月18日 20時] 17番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

こんにちは。鉤樟きすいと申します。おそらく、かなりの高確率で麦御飯さんはわたしのことを覚えていらっしゃらないと思うのですが、以前、わたしが麦御飯さんの作品をとても好きだと感じ、合作を持ちかけたことがある者です。

本題に入ります。わたしは近日中に占ツクをやめようと思っております。理由は人間関係に疲弊したことが大きいです。
ですが、現在はツイッターの方で活動しております。合作の話、たいへん勝手ではありますが、わたしはまだ継続の意思があります。ツイッター上での連作短編集という形であげるということはできないでしょうか?
それが不可能だったとしても、何かご用があれば、これからはこちらのツイッターアカウント(@kisui_kuromoji)にお声がけいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

追記 わたしが占ツクのアカウントを消す前に、こちらのコメントに返信していただけると本当に嬉しいです。

追記2 わたしが占ツクのアカウントを消してしまうと、このコメントも消えてしまいます。ですので、ツイッターのほうに遊びにきていただける意思があるようでしたら、このコメントはスクショなどしていただけるとありがたいです。

追記3 3カ月近くコメントに返信できなかったわたしが言えることではありませんが、あまりに長い間返信がなかった場合、今回のお話はすべてなしという判断とさせていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

スイ (プロフ) [2019年8月19日 1時] 18番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

いろいろ面倒なのでTwitterでお話します! DM送りますのでよろしくお願いします〜

スイ (プロフ) [2019年8月24日 20時] 19番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]
(C) COMMU