聖F学 企画小説 呟き
ヒェン【】孤児院のベビーベットは静からしい。泣き叫んでも誰も来ないとわかると泣かなくなるんだとさ。赤ん坊でさえそうなのだから、親に捨てられた8歳の俺も最初の3日間は泣いたり怒ったりしてたけど、3日も過ぎると不思議なことにこれは諦めるしかねえと悟った。期待を捨て、生きることに躍起になった。
小説 【祈り】ニビル新雪の上を足跡が逆さになるよう後ろ向きに歩く。こうしておけば教会から出て行ったみたいに見えるでしょう。ステンドグラスがろうそくの明かりに照らされてゆらりと揺れる。村の人たちは今日の朝から教会に篭り祈り続けている。
小説書きたいけど、何も溜まってないまま作り始めるの怖い…
小説 【慟哭】ネモ夜の底の星々を焦がすような勢いで、炎が天高く燃え上がる。夜を突き裂く火柱は目に痛いほど煌々しく輝いていた。それは、もう二度と瞬くことのない命の輝きであった。
ネモの過去の話を書いてるとこっちまで辛くなってくる…。でも、ネモが絶望してる顔を想像するのが大好きです
ヒェンは契約のせいで自殺できない。自殺しようとすると体が動かなくなる。(ただし、他の契約内容が優先される場合は無視される)、なので、死にたくなったら誰かに殺してもらわないといけない。、本人は「死ぬのすら誰かに頼らなければいけない」のが本当に嫌で嫌で仕方ない。
ヒェンの契約はロボット三原則のイメージ。、第一条 主人に危害を加えてはならない。あるいは、なにも行動を起こさずに、主人に危害がおよぶのを見過ごしてはならない。、第二条 主人の命令に従わなければならない。ただし、その命令が第一条に違反する場合は例外とする。、第三条 みずからの存在を守らなければならない。ただし、それは第一条および第二条に違反しない場合にかぎる。
ヒェンはどうやって自殺ができないと知ったんでしょうね。妄想が捗りますね。
ヒェンは命令なら女子供容赦なく殺.す。けど絶対に痛みは与えない。一瞬で首を落としてくれる。私怨で敵を殺.すときも同じ。そもそも憎しみが薄そう。どんなことをされても「人間だから仕方ない、性根が腐ってるのはお互い様だろ」って許す。殺.すけど。
カミュも憎しみが薄そう。たぶんそういう感性が死んでる。だけどカミュはヒェンのように許しはしない。敵には相応の報いを受けさせる。「罪を犯したら償うのは当然でしょ」って思ってる。だから、息をするように相手にとって一番辛いことをする。簡単には殺さない。
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