白アザラシのボード

白アザラシのプロフィール | 発言 (白アザラシの最後の書き込み: 「零戦に当初から金星を...」 @独り言……ご自由に出入りしてくださいねぇ♪の話題 [4月14日 1時] )

メッセージ一覧

桃太郎

白アザラシ (プロフ) [2017年10月8日 21時] [固定リンク] PCから [違反報告]

昔々、白アザラシちゃんのおじいさんやおばあさんが、いやそのまたおばあさんのおばあさんだって生まれてなかった頃の話さ。小さな村があって、やっぱりおじいさんとおばあさんが仲良く住んでたんだ。だけどある時悪い鬼がやってきて村から金目の物、みんな盗んでいってしまったんだ。
だからって仕事をしないわけにもいかないから、おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行ったんだ。やっぱり、神様は見てるんだねぇ。不幸なことがあるといいことがある。おばあさんが川で洗濯をしてると、どんぶらこどんぶらこ。大きな大きな、俺が両手を広げたって抱えきれないような桃が流れてきたんだ。こりゃあびっくり。とりあえず岸には引き上げたんだけど家に持っては帰れない。切ってから持って帰ろうにもおばあさんじゃあ、こんな大きな桃は切れない。だからおじいさんを呼んできてノコギリでせっせせっせと切ったんだ。
そしたらば、何が起こったと思う?桃が突然金ぴかりんに輝いて中から元気な男の子が出てきたのさ。男の子は桃から生まれてきたもんだから桃太郎って名前を付けられて、村の人みんなに可愛がられてやがて立派な青年になった。桃太郎は優しいからさ、言ったんだ。僕が悪い鬼をやっつけてみんなのお金を取り返してくるよって。でもいくら桃太郎が強いからって、身一つで鬼と戦ったって勝てはしない。だから、村一番の名刀と、なけなしの材料から作った、だけどもおいしい黍団子を持たせてもらったのさ。
桃太郎は鬼が島を目指して旅立った。だけども途中で道に迷ってしまう。途方に暮れて、今にも泣きだしそうになるんだが、そこに犬がやってきて言うのさ。僕はこの辺に詳しいから道を教えてあげられるよ、何なら鬼を退治するのだって手伝ってやる。だけどもおなかがすいて死にそうだからその黍団子を分けてほしいんだってさ。桃太郎は喜んで黍団子を差し出した。
さぁ案内役の雉も仲間になったし、気を取り直して出発だ、とそううまくはいかないんだなぁ。途中で人間たちに追い掛け回されてる雉に出くわすのさ。当然桃太郎は見過ごせない、思わず叫ぶんだ。なんで犬をいじめるんだって。人間たちが言うには鬼に田畑を荒らされて食べるものがないから雉を食べるんだって。だったらこれを食べなさいと、桃太郎は黍団子を差し出した。人間たちは立ち去って、雉は感謝して僕も鬼退治に連れて行ってくれといったんだ、あぁそうか白アザラシちゃんもうおねむかい。そしたら続きはまた明日だ。

白アザラシ (プロフ) [2017年10月8日 21時] 1番目の返信 PCから [違反報告]
メッセージ返信
メッセージの一覧に戻る
(C) COMMU