雲上の楽園

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君が望むなら僕は世界を滅ぼして見せよう

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 19時] [固定リンク] PCから [違反報告]

彼の名は赤。墓に棄てられた弱く何も持たず何にもなれない子。
血潮のような赤眼を持ち、世に墜とされてからは身体の成長は一切なく、永久の時間を幼体で過ごしてきた
背は齢10に満たぬ子よりも小さく、体は子の頭蓋骨大の竜鱗一枚より軽い。姿は悪魔の血を注いでいるためか非常に見目麗しく、浮世離れした気を纏っている。

悪魔の血を宿し、娼婦の胎から産み墜とされ、神世の時代から生きる魔術師によって育てられる。
だが、彼には魔術が使えなかった。
永劫の時を生き、その間に魔力を蓄え続けた師と同等の魔力を生まれながらに持つ彼には過ぎたる魔力を抑える術を持たず、体から漏れ出す魔力で数多の魔物を造り、一時期新たな魔王が現れたと騒ぎになったそうだ。
とはいえそれは過去の話。彼は産まれた後墓場に打ち棄てられ暫くはそこに居るだけで超過分の魔力が暴走し魔物を造り魔王として権限していたのは永劫の昔である。
当の昔に彼を棄てた母は死に、顔も存在すら知りえない兄妹は何世代か過ぎ、血を引き継ぐものが居たとしても血が薄まり過ぎて最早気づくことすらままならないだろう。
彼の育て親にして師は古の滅んだ魔術から最新の魔術まで魔術のすべてを彼に託し、ありとあらゆる知識を彼に宿した。
彼を拾ってからの五百年余り、師は彼を研鑽し続け、彼は自身の魔力を完全に制御できるようになった。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 20時] 1番目の返信 PCから [違反報告]

彼は古びた剣を手に古今東西あらゆる魔術を扱う敏腕の剣士として世を彷徨っていた。
剣は教える事と置いておく理由がなくなったと追い出された際に餞別にと押し付けられたものだ。
魔力耐久性が桁違いで魔力を薄く纏わせ刃にコーティングすれば霊だろうが空気だろうが何でも斬れる剣となり、魔力の触媒としては最高級品にして最高峰たるエリュシオンなる杖と同等程の力を発揮するという。
尚、魔力が無ければ何も斬れず鈍器ほどの強さもなく、振れば折れる程度の剣である。魔力消費量も激しく、扱える者も一握りであるため多くの人間にとってはなまくらどころか粗大ごみだろう。

彼は悪魔たる自分の血を疎んでいたわけではないが、悪魔としての力を使おうとはしなかった。必要性がないというのもあった。
過ぎたる量の魔力は父たる悪魔由来のモノもあるのだろう。しかし彼には悪魔より授かった美貌と魔力だけで十分であり、異能は求めていなかった。そのため力は己の中に封じ込め、表に出てこないようにしていた。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 21時] 2番目の返信 PCから [違反報告]

師の庭・・・・・・箱庭なる世界を師は作りだし、その世界で赤は師の教鞭を賜り五百年生活していた・・・・・・から追い出されるようにして再び世界にやってきた彼は旅していた。理由も目的もない旅をし、世界を見て回った。
最低限の身銭を稼ぐため冒険者になった。数多の魔術を駆使し錆とヒビが特徴的な今にも折れそうな古剣を手にした美しき子という珍しさからかいつしか風変りな子(イデア)と呼ばれるようになっていた。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 21時] 3番目の返信 PCから [違反報告]

赤は世界を回った。地の果てから空の彼方まで。
悪魔の住むという世界、魔界へは行き方が分からず地を踏むことはかなわなかったが、悪魔の血を引き継いでいるのならばそのうちにでも行けると信じている。
赤は旅の途中、ある町を通り過ぎた。鉱山と硝子細工有名な町らしい。
聞くところによると昔、年端も行かぬ幼子の姿を取りこの町を支配していたとされる魔王を紫に輝く長杖を持った勇者が倒した際、魔王が溜め込んでいた魔力が放出され、その魔力を吸った地からは魔石が多く掘り出されるようになっただとか。
古い時代の言い伝え故に話は湾曲されているだろうが、事実その町からはかなり濃い魔力を含んだ結晶が発掘されていた。
その町で彼は一人の娘に恋をした。
夕暮れの空を写したかのような赤眼と白魚のようと形容するにふさわしい柔肌を持った少女だ。
少女もまた浮世離れした美貌を持っていた。それでいて儚く、繊細で手を伸ばせば、触れればたちまち消えてしまいそうな霧のようにおぼろげでしかし色濃く鮮明に脳裏を支配する強さがあった。
彼女に惚れた。初めて人間に興味を持った。彼は少女を深く知ろうとした。
少女はそれを拒んだ。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 21時] 4番目の返信 PCから [違反報告]

少女はどこか懐かしさを覚える彼に少なからず好意を覚えていた。
それは初対面が魔物に襲われ、あと一歩遅ければ食われていたからかもしれない。命の恩人だからかもしれない。
男への気持ちが恋愛感情なのかは少女には分からない。

だが彼らはやがて親密な関係へとなる。
彼らは恋仲のようなそぶりをするようになる。
今はまだ知りえていなかった。だが彼らはいつか知るだろう。
彼らは血縁者であり、星巡りの無常さに嘆き悲しみ憎悪に身を委ねるだろう。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 21時] 5番目の返信 PCから [違反報告]

少女は道具師であった。魔石に宿された魔力を抽出し、それを効率的に吸収できるようにポーションへと作り変える仕事を長らく行っていた。
魔石は魔道具の燃料や召喚媒体として広く普及しているが、魔術師の魔力回復にも使われていた。しかし固体の石のままでは魔力に変換するための力を持たない者には使えず、そして魔力の吸収効率が悪いためポーションにして使うのが一般的だった。
魔石をポーションに変える仕事をするのが少女の道具師という仕事であった。魔石を扱う仕事の一切は道具師が行うのだが、彼女はポーション作成しかやっていなかった。

そんな道具師にはある天敵がいる。それは同業者でも魔石でも魔術師でもない。病だ。
固体である魔石にある魔力によって力を加え液体になるように働きかけるという行為を繰り返す道具師たちは慢性的に魔力が枯渇する。そのため、魔力不足による髪の脱色が職業病となっていた。
また、彼女の魔力が魔石に含まれる魔力と近い波動を持つため、液体にする際に自分の魔力までも変換してしまい魔力量が減っていった。
しかし彼女はそれに気づかない。気づいてもやめれば家族が路頭に迷うことになる。一家の大黒柱としてそれだけはできない。
彼女の体はだんだんと疲弊し、やせ細り、やがて病弱な体となり、彼女の体に病魔がやって来、追い打ちをかけた。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 22時] 6番目の返信 PCから [違反報告]

魔王は赤で飛び散った魔力は赤のモノで血縁者の少女の魔力とも近いものだったから元凶は赤なんですけどね


少女は役立たずとして家族に見放され、墓場に投げ捨てられた。
動かなくなった脚。やせ細り、自分の体重も支えられない自分のからだ。力が籠らない自分の手。魔力の抜けた空虚な体。
だが少女は悲しまず、平然としていた
家に余裕がないのも知っていた。治る見込みのない者を延命させるだけの金が無いのも知っていた。仕方ないことだって悟っていた。
だが赤は許せなかった。やるせない気持ちで満ちていた。
望むなら何でもする。君が望むなら世界を造り変えるのもいいといった。
事実、世界を壊すくらいなら朝飯前だった。知りえる無数の禁術をぶっぱすれば世界はすぐに終わるのだから。
だが彼女は彼にすがらず、何も望まずに墓場で朽ちた。
望めばなんでもしたのに。なぜ何も言わなかったんだ。
彼女は赤について少なからず知っていた。だから助けを求められなかったと彼が知ったのは、彼女を棄てた家の隅から彼女の史記が出てくる頃だ。
丁度、かの魔王(=赤)が死に、魔力が散った場所で彼女は静かに召され、開かれた冥府の扉をくぐり、向こうの世界の人間となった。

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 22時] 7番目の返信 PCから [違反報告]

冥界に凸りに行って冥界の重役のパパンと出会って少女助け出すか時間遡って彼女が死なない世界を造る!次回、性癖メガ盛り増しましで死の巻!ねむい!

馬刺 (プロフ) [2017年9月27日 22時] 8番目の返信 PCから [違反報告]

神の肚より出でた英雄。
神の腕、エリュシオンを手に世界に現れ救いを伸べる
天の果て、世の遠く、異界の狭間にて万物を統べる我が主の意にしたがい、
主の望む全てを成す僕。

数多の魔王を蹴散らし、世の脅威を排除し、死者の世界の住民を統括し、生死の境界たる終極にて審判を告げる者。

すべてが終わり、全てを彼が知ったとき。
彼は私に手を掛け、そして彼は重罪を背に死した先で怨嗟に身を委ねるだろう。

神の子は一人でなく、
神の力を持つ者は多く居、

神の僕、神同等の力を与えられた僕は神の子に従い、下界にて子を捨て、世界を混沌へと導くのだろう。

すべて神の思うがまま。
凡ては神の成すがまま。

神は、世界を進化させる。
神は、世界を愛している。
神は、次の時代を望んでいる。
神は、自身の手ではなく、自分の紡いだ系譜、違う存在による、自分のためだけの傲慢な理由による改革を求めてる

神は暇を厭う
神は、死期が近い神は焦っている
自分が死んでも次にいけるように
自分が死ぬことにより次が訪れるように
死を乗り越えるために

馬刺 (プロフ) [2018年7月1日 19時] 9番目の返信 スマホ [違反報告]

異界の扉を遮る者。
異界の門、狭間を埋める者
異界は神の弱体化により力を強め、魔物は歓喜に沸く

異界の使者、一部の外界より到った魔王を排斥せよ
魔物は全て消し尽くせ
異界の力は日に日に強まり、神の力では押さえきれない

人柱は時間稼ぎにすらならない
神の代行者、神の身代わりですら無意味
新しい神を創るか異界の門を消すか
否それでは意味がない。
異界の門が別のところ、管轄外に動いてはいけない

世界を壊せ
世界を生かせ
世界を変えよ
世界に祝福あれ!
異界の門は神の死と共に開かれ、地は黒き血汐と数多の屍がなし、空は異界の白き世界に染まるだろう

馬刺 (プロフ) [2018年7月1日 19時] 10番目の返信 スマホ [違反報告]
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