Snow

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(出会い目的の書込は法律で罰せられます→ルール)

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他のもので得られるものなんて、私はいらないから。
ただ、そのものが訴えかける空気を呑み込んで何かを生み出したい。

(プロフ) [7月16日 5時] 6番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

ふわふわならば、雲になればいい。
苦しいのなら、大地で息を止めればいい。
怖いのなら、お化け屋敷に行ったりホラー映画を見たりすればいい。

(プロフ) [7月16日 5時] 7番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

幸せなものと、私と、海底。
化学反応が起きたら__

(プロフ) [7月16日 5時] 8番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「×××」な。

(プロフ) [7月16日 5時] 9番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

【現状確認できる感情以外のものが欲しい】
【化学反応が起きたとき、その感情がそうなのかもしれない】

(プロフ) [7月16日 6時] 10番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「あ、先輩……」
学校に忘れ物をした僕は、川沿いを走っていると 桜を眺める先輩を見つけた。
艶やかな黒髪が春の風に靡いて、こちらに向けられた視線は どうもハッキリとしている。
その視線と僕の視線が離れる事はなくて、先輩との距離は10mほどもあるのに1㎝ごとに小さく埋まって行った。
「後輩くんだ」
先輩はそう言って、微笑む。
春という 華やかな、晴れやかな、緩やかな季節に伴うような そんな笑みだった。
僕は少し近付いて、
「こ、こんにちは」
と言う。
たった一つの挨拶なのに、胸が内側から叩きつけているかのようにドクドクと激しい鼓動に揺れる。
「こんにちは」
先輩は、少し笑って返してくれた。
僕の入っている文化部の先輩は、少し不思議な人だ。携帯もゲームもやらないし、テレビだって見ない。
僕達にとっては 彼女がやっていない事全てが当たり前なのに、その当たり前は彼女にとって当たり前ではないようで。
でも、一つだけ、彼女が放課後する事がある。

(プロフ) [7月9日 1時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

絵だ。
彼女は、いつも美術室の一番隅、窓側の席で絵を描いている。
去年の夏頃、ちょうど中学生になりたての頃、僕は彼女を見つけた。
白紙のキャンバスに描かれていく、その物の全て。陰影や美しさは、たった一本の鉛筆から生み出されることを初めて知ったような気もする。
「あ、鯉」
彼女は、その場でしゃがみ緩やかな川の流れに身を任せる鯉を指差した。
何本か束になって風に揺られる黒髪の隙間から、凛とした表情が見える。
あの日から、ずっとそうだ。
あの表情には、あの絵には まるで掃除機に吸い込まれたように__体ごと、強い風に背中を押されたように惹かれる何かがそこにはある。
日時や天気に恵まれなくても、ただ僕は 彼女の姿、そして描かれていく絵を見ていた。

(プロフ) [7月9日 1時] 2番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「春ってさ、怖いよね」
そう先輩が口にした。
僕には、そんな考えは浮かばないし まず春という季節はちっとも怖くない。逆に、怖い要素が見つかるのが不思議だ。
__先輩は、話し始める。
「みんな、桜しか見えない。ううん、見ないの。
だから桜以外の事なんて、誰も気にしないんだよ」
先輩は、僕に近付いてくる。
僕は、ただ先輩が目の前に来た時、ジッと視線を絡み合わせる事しかできなかった。
先輩は、確かに正しいことを言っている。
たとえ春に纏わる文化や食事があろうとも、たとえ春に大々的なニュースがあろうとも、それはあくまでも桜の次に目立つものだ。
僕らの〝春といえば〟は、桜しかない。
__まるで、僕らは、
「私達が知っている春には、きっと桜しかないから」
春には桜しかないような。
主役しかいないような、つまらない物語をたった二つの眼で創り上げてしまっている。
先輩の言ったこと全てが、例えば僕の友達の言葉だとしよう。そうしたら、お腹がよじれるほどゲラゲラ笑うだろう。
でも、先輩に言われた僕は
「そう、ですね」
本当にそうなんじゃないかなって。
本気で信じるしか、なくなってしまった。
何故なら、先輩の目は真剣で……決して揺るぎのない考えでしかなかったから。
「……私は、後輩くんの春の一番が」
ふんわりと春色に色づいていく頬が、彼女の印象をがらりと変えてしまうような効果をもたらす。
ゆっくりと川が流れ、時が進んだ。
「私であってほしいって願いたいけどな」
僕は、それと同時に 春の一番が風にのって来るように思えた。

(プロフ) [7月9日 1時] 3番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

__春
春の一番が

(プロフ) [7月9日 1時] 4番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「バッカみたい」
と、彼女は笑った。
瞳には花火のたくさんの色が映っていて、その中にはちゃんと僕がいたんだ。
ただ息を切らして、彼女を見る僕が。
浴衣を身に包んだ彼女の視線は、ぱちりぱちりと違う方向へ向く。
その視線の先には何があるのだろうか。
そう思い、ついつい追ってしまうほどの凜とした瞳。
いつもストレートで、ふんわりシャンプーの香りで包み下ろしていた髪の毛は、満開に咲く花のようになっていた。
うなじが見えるほどの高さのその髪型は、まるで花束だ。
夜空に咲く花火のように、美しい。
思わず見惚れてしまうほどだった。
「……ごめん、遅くなった」
花火は、ひゅ〜と、呼吸の音と混じるように一筋の光として空に上がっていく。
その光は、真っ暗闇に消えたかと思うと、ドンっと大きく咲いて 散って夜空を彩る。
花火の音が耳に残った。
彼女は、僕から目を逸らすように、少し高めの茶色のガードレールに手をかけて花火を見上げる。
まるで、花火の色は頬に色をつけるのを楽しんでいるように たくさんの色を塗っていく。
僕もガードレールに手をかけて、ふっと下を見ると 浜辺には歓声を上げて花火大会を楽しむ人達がいた。

(プロフ) [6月19日 2時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「夏も、終わっちゃうね」
一つ間を空けて、彼女はそう言う。
僕は、その彼女の声に応答はしなかった。
何故なら、僕と彼女の夏はまだ始まってもいないのだから。
僕の夏は、もう既に一ヶ月ほど前から始まっている。
でも、僕と彼女の夏はまだ始まっていない。
多分、今はゴールの見えない夏を作る事しか出来ないだろう。
でも、僕はそれでいい。
ここで花火のように散っても、散らなくても、まだ夏は終わりやしないから。
__夜空の花束は、僕の背中を押してくれているような気がした。
「終わらせないよ」
ぎゅっと、彼女の細い手首を片手で握る。
視界には、夜に咲く花束と、昼に咲く花束しか見えない。
他のものを見ることなんて出来ない。
彼女は、ずっと僕の目を見続ける。
何も言わず、ただジッと__大粒の涙を、流す。
彼女の瞳からは 濁りのない、ただ透明な涙だけが溢れていった。

(プロフ) [6月19日 5時] 2番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

昼間の花束と、夜間の花束。
貴方は、どっちが好きですか。
__貴方は、どっちを受け取りますか。

(プロフ) [6月19日 23時] 3番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

__夏
花束に代えて、彼女を

(プロフ) [6月23日 2時] 4番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

__今の自分には、これが精一杯だ。
そう思った瞬間、
「やっと動いたか」
と、頭上から声が聞こえた。
首が小さくごりっと音をたてる程、真上を慌てて向く。
少しムッとした表情に、ふんっと鼻を鳴らし私の隣に座る彼。
容姿は不思議に思うほど変ではなくて、今話題の俳優のように 目鼻立ちが整い隙のない顔立ちをしていた。
私はただ彼をじっと見つめ、唖然としているしかない。
「……何だよ、そんなに俺の顔おかしいか?」
じろりと横目で私のことを見る彼は、ふてぶてしい態度を見せる。
「あ、の……」
精一杯出した声は、彼に届かないほど小さな掠れたもので。
彼の全てが疑問なのに、聞こうにも聞けないもどかしさが苛立ちを大きくさせる。
「あ、もしかして俺に見惚れてんのか? まあ、そうだよな。この世界じゃトップを誇るイケメンだもんな__」
ぐっと息を飲み込んで、私はずいっと彼に近付く。
「あ、あの、この世界って何なんですか?!」

(プロフ) [6月10日 20時] 9番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

彼は私の声に驚いて目を見開き、手を後ずさる。
そのまま何秒か過ぎると、彼は〝あぁ〟と何かに納得したような声を漏らした。
「お前、ここに来たの初めてか?」
まるで彼は、聞かなくても分かりきっているが確認のため__と、確信しきったかのような表情をしていた。
私は ずいっと乗り出していた身を元の体勢に戻してから、こくりと頷く。
彼は〝やっぱりな〟と言うと、この世界のことについて話し始めた。

(プロフ) [6月11日 1時] 10番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

「この世界は、見ての通り お前の知っている世界じゃねえ」
彼の視線の先には、もう何度も視界に入れ その度に静かな恐怖を感じていた霧。そして、その向こうにある いわばハリボテ達があった。
「ここは動かない何か達が暮らす〝不動の世界〟だ」
不動の世界。
思ったよりも単純で安直な名前だった。
でも、その不動には闇を感じる。
極端に言えば、どうやってもスポットライトを浴びられなかった敗北者達の集まりのようだ。
明るみを感じられない自分の人生を見据えた途端、動く必要がなくなったと感じた__いや、むしろ、動かなければスポットライトが当たるのではないかと甘い考えをしたのだろう。
しかし、それはただの悪の明るみであった……。
勝手な見解を繰り広げていると、また彼の口は動き始めた。
「不動の世界は、誰も動きゃしない。
動けば異常者として首を斬られるだろうな」
ひんやりを通り越した、冷たい空気が背筋を通る。
咄嗟にカラカラの乾いた息を飲んだ。
「じゃ、じゃあ、どうして私達は……」
疑問を遠慮気味に聞くと、彼はこう答えた。
「この霧の先が、不動の世界だからだよ。
ここはまだ安全な場所だ」
__こんな、無機質で機械的な場所が?
と言いそうになったが、まだ首を斬られるあちら側の世界よりかはマシだと口を噤んだ。
数分の沈黙が続く。
その間に、まだ核心に触れていなかったのを思い出した。
「私は……どうして、ここに……?」
わざわざ、私が普段の世界からここへ転送されてきた理由は何なのだろうか。
というより、今は何年何月の何日なのだろうか。
いつ、私はここは飛ばされてきたのだろうか。
そもそも、飛ばされてきたのだろうか……。
考えても考えても行き止まりばかりの迷路が増えていく。
彼は、
「……知らねえよ」
と、私の質問に ただそっぽを向くだけだった。

(プロフ) [7月7日 1時] 11番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

彼のふてぶてしい態度に、つい身を引く。
結局、疑問は山ほどあるのに、それは全て解決できないものだと分かってしまったからだろう。
__疑問があるのなら、答えも一緒について来てくれればいいのに。
と、バカみたいな考えをただ浮かばせた。
でも、実際現実じゃそうだ。
問題集には、ちゃんと答えが付いてくる。
問題があるから答えはあるし、答えがあるから問題はある。
それなのに、この世界じゃ まだマシな曖昧な答えさえ出てこない。どうしようかと頭を悩ませるけれど、答えがないのならどうしようもなかった。

(プロフ) [7月7日 1時] 12番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

答えのない疑問に絡まれる時間を、悶々と過ごす。
この世界について何度も考えるうちに、私は ふとある事実に気付いた。
この世界に来てから何時間は経っているはずなのに〝この世界から抜け出したい〟と思った事が一度もなかったのだ。
それどころか、私はこの世界の事について__ましてや、異世界の住人かもしれない彼の事についても深く知りたいと思っている。
不思議すぎる気付きに唖然としていると、彼が突然口を開いた。
「見つかれば、の話だけどな」
彼は、私と目を合わせようとしなかった。
ただ遠くを見据えて、私が食いつく事を分かっているかのように 応答待ちかのようにしていたのだ。
「……え?」
当然、私は頭上にクエスチョンマークを浮かべる。
今は餌に食いつき釣られる方が、大きな魚に食われるよりマシなのだ。
彼は何か決心したような顔をして私を見つめる。
何か意志のある彼の眼から、どうも視線を離せなかった。
「不動の世界には、監視者がいる。
俺らはそれに見つかると__斬られる」
〝つまり、死ぬ〟
本当は分かっていた現実が、ハッキリと見える。
この世界は、スポットライトを浴びれなかったのではなく、浴びられないように生きてきた人達が集まるのだと察した。
結局自分の人生を照らすスポットライトは、まるで嘲笑う用のもののように__ターゲットを見つける監視者のように、痛々しい明るさを放つものしかなかったのだ。
「不動の世界でぼそぼそと暮らす奴らは、思った以上に多い。
抜け出すまでに、何十人もの監視者の目を盗まなきゃいけないからな」
はぁと溜息をつく彼。
本当は、悪の明るみを当てられる事に自分で気付いていたのかもしれない。
だけど、いつか純粋でただ明るいだけのスポットライトがあるんじゃないかと密かに期待をしていた。
騙された敗者か、ただの敗者か。
私は前者の膜を張り、ただの敗者というレッテルに自分が気付いてしまわないようにしていただけだ。
うるうると、水が貯まるように瞳にも涙が溜まっていく。
やがてそれは溢れ、
「やだ…やだ……!」
願いにならない声だけが、消滅していった。

(プロフ) [7月14日 5時] 13番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]
(C) COMMU