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「わかったわ」吹雪は笑う
「待って、いる」笑う。
「響も一緒に連れていこうかしらね」そんな事を言って笑う
「構わない、ぞ」頷く。
「あの子もワーカホリックだから」連れ出してあげないとね、なんて言う
「やはり、親子か」笑う。
「面白いくらい似てるわ」「否定はしない」吹雪と千秋は口々にそう言う
「だな……」そして葦は、千秋は最近までそれをあまりわかっていなかったんじゃないか、と微笑む。
「わかってないわけではない」そう言い返す
「ほう」頷く。
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