吸血鬼に命狙われてます!?

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(出会い目的の書込は法律で罰せられます→ルール)

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鈴美 (プロフ) [2018年3月28日 11時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

図書室に、それがいた。
如何に豪華な装飾を施された学校といえども、こういった静かさを重視するような場所では絢爛さも落ち着いてしまうらしい。対照的に蔵書量は他の学校の比などではない。一つのフロアに収まりきらない本は、また上のフロアに並ぶ書架へ収められてふきぬけからよく見える。
そんな広大な図書室の奥。散々並べに並べられた書架の迷路の隅。高い位置の本を取るために立てかけられた梯子の上に座り、あろうことかこの教室では尊ぶべきの書架に背を預ける人影があった。ペラりと、袖から伸びた小さな手の細い指が、膝に乗せた本の頁を捲る。
不安定なそこだが妙に似合ってしまうのは、それの容姿が明らかに人間のそれではないからかもしれない。灰色の肌に、長い白髪。それに薄暗いこの室内でも爛々と光るような赤い瞳。そんな異端を宿した、子供のような矮躯だが、ありふれたような学ランに身を包んでしまえば少しは見慣れたものになるのかもしれない。
それでも服に収まりきらない異端さは漏れ出てしまうらしい。本に目を落とすその姿は、神話の挿絵のようで、作り物のような美しさがあった。
「やぁ、ごきげんよう」
灰色の指が、頁を捲るのをぱたと止める。赤い瞳が、台詞を向けた対象を待ち構えていたかのようにそちらを見る。書架の通路側から出てきた人影に対してだ。
にんまりと、しかし嬉しそうに顔をほころばせる。
「誰も来ないから暇を持て余していたんだ。なぁ、君、良かったら俺の暇潰しに付き合ってくれよ」
高い声の台詞を放つ、笑った口から覗いた牙は鋭い。容姿なんて序の口。それこそが異端の証。
これは、彼らは吸血鬼。ここは異端の学校。
建物ごと、異端を覆い隠す場所である。

鈴美 (プロフ) [2018年3月28日 11時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

募集します。

鈴美 (プロフ) [2018年3月20日 18時] [固定リンク] スマホ [違反報告・ブロック]

被攻略キャラのジゼル・ベルチェフくんちゃん様を攻略してくださる方、関係を築いてくださる方を募集させていただきます。

鈴美 (プロフ) [2018年3月20日 19時] 1番目の返信 スマホ [違反報告・ブロック]

指名がないときは被攻略キャラ同士でオリナリしましょう

ツバサ. (プロフ) [2018年3月19日 15時] [固定リンク] PCから [違反報告・ブロック]
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