917 2019年6月14日 17時 /1102 2019年6月12日 18時 /1201 2019年6月12日 9時 /×74 2019年6月9日 20時 /539 2019年6月6日 12時 /916 2019年6月4日 15時 /1101 2019年6月3日 20時 /×73 2019年6月3日 8時 /538 2019年6月1日 12時 /915 2019年5月31日 8時
917
「……」一瞬もっとキツい皮肉を言ってやろうかと思うが、流石に思い止まる。
「あんまり英のことは気にかけなくていいぞ、櫂。此奴は人でなしだからな。」「酷いわぁ、浅葱。俺かて傷つくことあるでぇ?」浅葱が声をかける
「……そうですな。マトモに反駁したら、わしまで最低になってまう」微笑む。
「俺かて無差別に言うわけやないしぃ?変わったらおもろそうやなぁって奴に可能性を提示してるだけやしなぁ」「それを実の弟にやるあたりが人でなしだつってんだよ」浅葱が英人の頭を小突く
「……ま、曽田には確かにあんたみたいなところが必要かもやけど」苦笑する。
1102
顧問から両親の方に確認の連絡が行ってしまったらしい。舌打ちを一つ溢し、口調だけ繕って部屋からでる。不機嫌そうな顔はさすがに繕えないが、変える必要もないからだ。「はい、確かに……腫れてますね」「先生、診断書でも取った方がええですかぁ?」のんびりした風を装い、両親が余計なことを尋ねる前に口を挟む。
「俺はこんな道もあるでーってただ示しただけや。選んだのは淕空。俺に非はあらへんよ。」「その道選んでどうなるか英はわかっとったやろ!それで敢えて何も言わず選ばせたのは英に非があるわ!!」「お兄たちうるさい……」自分の頭上で激しく言い合いをする兄弟に向かって嫌そうな声で抗議の意を示して淕空は瞑目する
電話の向こうで証拠になるものはあるだけあった方がいい、と言われ、分かりましたぁ、と答えると細かい話を両親を挟みながら詰め、一つ頷く。「まぁ、わしは馬鹿やけど負けん気は強いですし? きっちり落とし前つけさせてもらいます」ほなおやすみなさい、と言うと電話を切り、息を吐き出す。なんとか淕空は巻き込まずに済みそうだ。
「こーらお兄ちゃん達!淕空が困っとるやろ!そないな事で言い合いしとるんやったら夕飯の準備手伝ってぇな!」見兼ねた姉が仲裁に入り、兄達は渋々といった様子で散っていく。その様子を見て淕空は溜息をつきつつ、ちづ姉おおきにな、と小さな声で言った。
夕飯がもうすぐ出来る、と言われ部屋に戻り掛けた櫂はリビングに留まった。居心地が良いとはお世辞にも言えないが、それでも家族は家族なのだ。追及させないようにしながら、席に座って頬杖をつく。「……心配せえへんでええ。必要なときは、頼る。そのくらいはわしだってするわ」だから、そないな顔でわしを見んといて、と櫂は首を振った。
1201
夢の中で情報をまとめる。謀反の可能性あり。大規模抗争の手引きをしているバカの気配あり。使われていたトラックナンバーの写真が一枚、二枚、三枚。麻薬、武器の取引写真が五枚。空輸はそこまで使われていなさそうだが海路は頻用されていた。陸路は未知。組織の名前までは、さすがに無理。「んー……」休まらない夢の中で、それでも空は呑気な寝言を漏らす。
「はあ……」先代の予想通り、謀反の可能性があることは確かだった。しかし肝心の武器やら、麻薬やらの類の取引現場、運送路線や方法はわかっていない。一刻も早くその情報を手に入れなければな、と思いつつ翡翠は携帯を手に取った
浅い眠りから覚め、怠い体をベッドに預けたまま空は天井を見上げた。眠い。怠い。少し無理を押しすぎたかもしれない。「……せんせーに、こんど、おれー……しなきゃなあ……」じゃないと怒られる、と呟き空は寝返りを打つ。ごろり、と体を横にして、充電コードに繋いでいたケータイを掴んだ。
「さーて、と……」携帯の電話帳を開いて登録しておいた番号をタップして電話をかける。さて何コールで出るかね、と呟きながら相手方が出るのを待つ。別段何コールで出たって翡翠はいいのだが、あまり長くかけているとどこぞから傍受されるかわかったものでは無いからだ。
突然鳴り出したベルに空の肩がびく、と震える。画面を見る。非通知の番号。今現在非通知で掛けてきそうな人間はいるか。考えて、居るな、と結論付けた。5コール目の辺りで電話を取ることにする。「はぁーい……もしもーし……」眠気が抜けきらない気の抜けた声で電話を取り、空は体を起こす。
×74
(´・ω・`)よすすす(´・ω・`)がんばえ( ˇωˇ )
(´・ω・`)うあーやらなきゃ……(´・ω・`)
(´・ω・`)ふぁいとー!(´・ω・`)
(´・ω・`)逝ってきます(´・ω・`)
(´・ω・`)逝ってらっしゃい(´・ω・`)
539
「……ごめんね、落ち着かなくて」この村にいると、どうしてもそわそわしちゃう、と呟く。
「大丈夫やで」微笑む
「……うん」バレないように行かないと、と呟く。
「…せやなぁ」頷く
溜め息を吐き、ローブのフードを被る。
916
頭を撫でる
満面の笑みである。
「ほーらー、アサちゃん飲みなってー」「執拗いぞ、蘭」辟易したように言う
「あんさん飲まへんの?」首を傾げる。
「…酒はあんまり得意じゃなくてな」息を吐き出す
1101
チャイムの音を聞き、睡眠欲に任せて櫂は机に伏した。ノートは広げていたが、構わずその上に腕を組んで寝た。教師が大城戸! と咎めるように櫂を呼んだが時既に遅し。櫂はすんなりと寝入ってしまっていた。
その頃の淕空もすやすやと見事に寝入っていた。体を動かした後だからか、気持ちよくすんなり寝入ったゆえか表情がいつもより柔らかい。されど、教室の隅の席にいる淕空の変化に気づく人物は誰もいない。
授業中に寝ると深くまで眠れる、という事実がある。かなり信憑性もあるのだが、櫂も例に漏れず、夢すら見ずに寝こけている。時折寝息が漏れるが、まあ比較的静かな方だろう。教師もご苦労様、というやつである。
クラス内でいないものと思われている淕空は、それをいいことにすやすやと気も良さそうに眠りこけている。寝言も寝息も何一つ零していないゆえ、静かなのがせめてもの救いだろうか。
特に夢のない眠りの中で、何度か意識が浮上するが櫂はその度にもう一度寝直す。起きてもいいことはないのだ。それならば寝ている方が、後始末はあるが楽でいい。静かに眠っているせいか起こされることはなく、櫂は眠り続ける。
×73
(´・ω・`)ひい( ˇωˇ )です!( ˇωˇ )
(´-ω-`)ぐすぐす( ˘ω˘ )社会に飼われてる!( ˘ω˘ )
(´・ω・`)よーすよーす( ˇωˇ )飼われちゃってる!( ˇωˇ )
(´-ω-`)明日白山出なかったら死ねる……( ˘ω˘ )あーあ!( ˘ω˘ )
(´・ω・`)しにゅ( ˇωˇ )あーあー( ˇωˇ )
538
溜め息を吐き出す。
息を吐き出す
「……くるしい、なあ……」呟く。
「……」瞑目する
はああ、と息を吐く。
915
「へへっ」笑う。
「仲睦まじいねぇ」蘭が笑いながら珈琲を出す
「そう見えるんやったら嬉しいわ」微笑む。
「どういたしまして」蘭が笑う
はは、と笑う。
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