極夜@写しの本のボード
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極夜@写しの本 (プロフ) [2016年11月12日 18時] 7番目の返信 [違反報告]彼の神は全てを創造した。
そして創造の終わり、魂に真名を刻んだ。
人々が力を合わせられるように。
そして、世界が前に進めるように。
時は経ち、創造から5000年。
その世界に四人の賢者が現れた。
彼らは魂に刻まれた真名を読み解いた。
彼らは真名に込められた彼の神の意図を知った。
彼らは世界に向けて叫んだ。
神の意図を、そして前に進む方法を。
しかし人々は、彼らが考えていたよりも愚かだった。
人々は賢者の説く真名の意味を曲解した。
そして真名に込められた神の意図を曲解した。
彼らは嘆いた。
自分達は愚かだったと。
世界は歩みを止めたと。
四人の賢者が読み解いた真名を、人々は彼ら自身のためだけに利用した。
獣や木々に知性を与えた。
そして、彼らに人間に似せた器を与えた。
最後に真名を奪い、思うままに使役した。
「大賢者という称号など、何の役にも立たない」
「人々は私達の意図を曲解したんだ」
「あまつさえ、神の地位に成り代わろうとしている」
「このようなことは赦されぬ」
彼らは大衆から『大賢者』と呼ばれるようになった。
だが、それにつれて病んだ。
遂に四人の賢者は、全ての名を呪うことにした。
「神の意図を曲解した人間は呪われろ」
「人は永劫、創造神に呪われる恐怖を抱け」
「神よ、我らの真名を地上に縫い止め呪え」
「人間が神の意図を正しく理解するまで」
「「「「私達は赦されるべきでは無い」」」」
賢者達はそして、命を絶った。
全ての真名は言霊通りの呪いを受けた。
そして、彼らは再び地上に生まれ落ちる。
極夜@写しの本 (プロフ) [2016年11月12日 18時] 8番目の返信 [違反報告]神(創造神)⇒
“全てを作り上げた神”
天地を含めた全てを創造した。
世界の全てに真名を与え、そこに、世界を前に進める方法を刻んだ。
創造の後は消えた。
賢者(大賢者)⇒
“神に最も近い者達”
全てが創造された5000年後、真名を読み解いた者達(四人)。
真名を読み解いたことにより民衆に偶像化され、心を病んだ。
第一生目は全ての人間の真名を呪って自決。
大衆(愚かな人々)⇒
“神の座を狙う愚者”
賢者が読み解いた真名に刻まれし神の意図を曲解し、自分達を神だと思い込んでしまった。
賢者を『神に最も近い人間』として偶像化し、真名を欲望のために利用する。
大衆(疑問を持つ人々)⇒
“混沌の中の灯火”
愚かな大衆が歌う『大賢者』の言葉を疑問に思い、真名に刻まれた意図を知ろうとする。
想像力が豊かで、賢者が遺した書物を求める。
ケモノビト(奪われる者)⇒
“人から奪われた者”
愚かな大衆によって高い知性と頑強な器を与えられたが真名を奪われたケモノ(鳥や魚も含む)。
真名を取られているため、人間に逆らえない。
カミノツカイ(逃れた者)⇒
“奪い返した者”
人間から真名を奪い返し、ケモノビトからケモノに戻った。
高い知性と頑強な体、そして強い精神を持つ。
多くは森の主だったり、海の主だったりする者達。
ケモノビトをカミノツカイにしようと、賢者達と共に歩む。
賢者(呪いし者)⇒
“神の意図を知る者”
言霊通りこの世に舞い戻り、愚かな大衆を叩きのめすため、疑問を持つ人々やカミノツカイと進む。